内容説明
衣服は、そこに生きる人の暮らしを、感情を映し出す。形や飾り、色、文様、着装、異文化との接触、ジェンダー、下着、子ども服―様々な視点から衣服が発するメッセージを読み取る、服飾史の決定版。
目次
第一章 身体の誇張(九‐一三世紀|ゲルマン服飾の伝統;一四‐一六世紀|身体造形の構築;一七世紀|繊細な身体感覚;一八世紀|遊戯的モードの誕生;一九世紀|多彩な女性モード)
第二章 色彩感情と文様の意想(黒服とメランコリー;資本主義社会の黒服;多色嫌悪と縞柄;政治と祝祭の色;紋章とドゥヴィーズ)
第三章 異国趣味とレトロ趣味(東洋趣味;外国かぶれ;古代ギリシア調の復古;中世趣味)
第四章 ジェンダー、下着、子ども服(ズボンの表象;異性装;下着;コルセット;子ども服)
著者等紹介
徳井淑子[トクイヨシコ]
1984年、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程単位取得満期退学。お茶の水女子大学名誉教授。専攻はフランス服飾・文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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