出版社内容情報
ローマ帝国から現代までを俯瞰する決定版!激動のヨーロッパにあってビッグ4(仏、英、英、独)の一翼として平和を維持できるのか。
内容説明
フランスらしさとは何か?フランス革命の「大義」がその後に与えた影響とは?ロシアのウクライナ侵攻を受け、激動するヨーロッパ。パンデミック、格差の拡大、移民問題―揺れるフランスの最新情報と今後を俯瞰する!壮大で華麗、時に過酷な歴史をケルト・ローマ帝国の時代から現代までを解説する。決定版!!
目次
ローマとフランク王国
カペー朝の成立
フランス王国の発展
百年戦争とヴァロワ朝
ルネサンス王政
宗教戦争とブルボン朝の成立
絶対王政の輝き
一八世紀の政治と文化
フランス革命とナポレオン
一九世紀のフランス
第三共和制の成立
現代のフランス
著者等紹介
佐々木真[ササキマコト]
1961年東京都生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。現在、駒澤大学文学部教授。近世フランス史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
9
図説が多く飽きずに読み進むことができた。 ヨーロッパ各国の歴史の知識を深めたい。2025/01/19
takakomama
4
「フランスの歴史や建築、芸術」の社会人講座の予習と復習。増補2版で、2016年以降が追加されてます。何度読んでも、王様の名前がまぎらわしくて、覚えられません。2023/10/25
Go Extreme
2
カペー朝成立: ローマ帝国衰退 フランク族 クローヴィス改宗 メロヴィング朝 カロリング朝 百年戦争: フィリップ6世 ジャンヌ・ダルク オルレアン包囲戦 ヴァロワ朝 ルネサンス王政と宗教戦争: ユグノー戦争 ナントの勅令 ブルボン朝成立 ルイ13世 フランス革命: バスティーユ襲撃 国民議会 ナポレオン法典 第三共和政: 七月革命 二月革命 普仏戦争 普通選挙 封建制と社会変革: 封建制度 貴族の権力 商業の発展 啓蒙思想 女性の地位 植民地と近代化: 植民地支配 アルジェリア独立 社会統合 消費文化2025/02/17
ちょろちょろ鼠
2
図説と書いてあるわりに難しめの本だった。(私の勝手な図説本感覚)革命から第3共和政あたりのみ読む。2022/11/17
k
2
読んだ端から忘れてしまうが今まで目にした本や漫画、ドラマを頼りに読み終えた。歴代の王の即位に際して連綿と続けられてきた治癒儀礼、政教分離法、ライシテなど宗教がらみの話題が印象に残った。ライシテ推進の一方で敗戦の国民の心を癒そうと教会を国家の援助で作ったりもしている。啓蒙思想がフランス革命を作り上げたのではなくフランス革命が啓蒙思想を作り上げた、というように見解が修正されようとしているというのも面白かった。確かに思想家たちはフランス革命など予測できなかっただろうし。2022/08/11