出版社内容情報
世界の45言語をとりあげ、優美な文字、かわいらしい文字、不思議な文字等、様々な文字とそれを書き、話す人々の世界を紹介。新装版
内容説明
ヨーロッパ諸言語で使われるラテン文字、コーランとともに広まったアラビア文字、多様なバリエーションを見せるインド系文字、そして、東アジアで独自に展開した漢字…言語を通して世界を再発見!今まで気がつかなかった言語とそれを話す人々の歴史がよく見えてくる。
目次
ギリシア文字の系譜(ギリシア文字・ギリシア語;キリル文字・ロシア語;キリル文字・モンゴル語 ほか)
アラム文字の末裔たち(ヘブライ文字・ヘブライ語;アラビア文字・アラビア語;ペルシア文字・ペルシア語 ほか)
ブラーフミー文字の子孫たち(デーヴァナーガリー文字・ヒンディー語;デーヴァナーガリー文字・ネパール語;グルムキー文字・パンジャービー語 ほか)
著者等紹介
町田和彦[マチダカズヒコ]
1951年生まれ。アラハバード大学修士課程修了、東京外国語大学修士課程修了。東京外国語大学名誉教授。専門は南アジア言語学、文字情報学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
1
ふむ2021/08/12
読書記録(2018/10~)
1
主な言語とその言語が使用する文字を、文字系譜ごとに見開きで紹介。表意文字と表音文字を混ぜて使う、仮名とカタカナという同じ音節文字を2種類使う、日本語は珍しい言語。ドラヴィダ系の文字が丸くてかわいいとか、英語でちんぷんかんぷんがギリシア語でたとえられ、ギリシア語では中国語でたとえられるとか、小ネタも面白かった。アラビア書道がコーランを美しく書くために発達したのは興味深い。2021/07/14
なにがし
0
おもしろく読むことができた。 大まかな言語と文字は掲載されており、かつ解説も個人的には良い粒度だったので読みやすかった。2025/04/13
faqa
0
体系的で分かり易くて凄く良かったです。ネット上にはありそうで無い守備範囲の内容。モンゴル文字はアラビア文字を縦にしたのと、ハングルはインドのデーヴァナーガリーと構造や由来が同じというのは知りませんでした。2024/05/27