出版社内容情報
歴史、製茶工程、鑑定……ティーカップ、アフタヌーンティーのマナー、紅茶ブランドや観光名所まで。紅茶のすべてがわかる決定版!
Cha Tea 紅茶教室[チャティーコウチャキョウシツ]
少人数制の紅茶教室としてスタート。現在は日暮里・谷中に英国住宅を建築し運営。著書に『図説 英国ティーカップの歴史 ---紅茶でよみとくイギリス史』(河出書房新社)、『紅茶のすべてがわかる辞典』(ナツメ社)。
内容説明
インドの灼熱の暑さの中で愛飲される“チャイ”、英国のホテルで楽しむ優雅なアフタヌーンティー、フランスのサロン・ド・テでいただくフレーバードティー。紅茶の歴史、製茶工程、生産国、おいしく淹れるコツ、ティーカップ・ティーポット…紅茶のすべてがわかる決定版!
目次
第1章 紅茶のたどった歴史
第2章 紅茶の製法と茶産地
第3章 紅茶の淹れ方の基本
第4章 作品の中のティータイム
第5章 世界のティータイム
第6章 世界の紅茶スポット
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
23
ミルクを先に入れるのを推奨と決まったそうだ(賛成)。汲みたての水を使うべき理由がわかった。この著者の本の中ではレベルがイマイチ(特に紅茶のブランド紹介)2017/03/29
なにょう
19
この著者の著作は4作目。紅茶の歴史、製法、産地、ブランド、世界各国の紅茶の楽しみ方、文学・絵画の中の紅茶に紅茶にまつわる観光地。こんな薄い本によくこれだけまとめたものだ。いつもながら感心する。★茶の木は中国由来のものとインド由来のものに別れる。インド由来のものは19世紀初頭、英国人が発見したもの。恐るべし英国人の茶に対する執念。2017/08/03
閑居
17
世界の紅茶スポットの紹介と中世ヨーロッパの茶器の紹介が特徴的。あとは世界の喫茶習慣の紹介では、北ドイツのオーストフリーラントやロシアといった日本人に馴染みのない地域を紹介していることが面白い。サクッと読めた。【追記】世界の紅茶スポットを地図にした。 ー https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=1B0g5oFU_QUvbbZZX1-lwxXCQcPymc79r&usp=sharing2019/08/16
カタコッタ
14
お茶に興味を持ったのは45年も前の中1の時からである。映画『小さな恋のメロディ』でダニエルがメロディの家のお茶に招待される。メロディの家は労働者階級の集合住宅で紅茶に生ハムのメニューにその時はとても驚いた。『小さな恋のメロディ』は普段の英国人のお茶の習慣を見る事ができる。トムはおじいさんに夕方にはお茶とソーセージを焼かなければならないのです。本書にハイティーについての記述が無いのは残念である。しかし表紙のあまりの可愛らしい子供たちのお茶会の絵に、思わず読んでしまったのでした。 2017/06/30
センケイ (線形)
10
今年はだいぶ紅茶にハマったのだけど改めて調べてみると面白いもので、東洋のお茶との兼ね合いや、歴史的なコンテクスト、器の形状の実用性などが図とともに説明されるのはなかなか惹かれるところがあった。これで茶葉の種類なども把握しておけば、よりおいしく楽しめることだろう(一般に、口に含むものに対して知識があるとよりおいしく感じるという議論も、何かの本で見たことがある)。2022/12/29