出版社内容情報
ヨーロッパの歴史は「王朝」抜きには語れない。今も生き続ける王朝時代の多彩な歴史と遺産を国別に紹介。現代のEUの考察にも必携。
加藤 雅彦[カトウ マサヒコ]
1927年名古屋市生まれ。東京大学法学部政治学科卒業後、NHK入局。ベルリン自由大学留学。NHKベオグラード、ボン支局長、解説委員。現在、欧州問題研究家。『ドナウ河紀行』にて日本エッセイスト・クラブ賞受賞。『図説・ハプスブルク帝国』など著作多数。
内容説明
ヨーロッパの歴史は「王朝」なしには語れない。王朝時代の歴史ドラマや華麗な遺産を国別に網羅。現代のEU、日本の皇室を考える上でも必須の一冊。
目次
第1章 ドイツ―中世以来、君主国が並存。プロイセンを核に統一されたドイツ帝国、半世紀後に敗戦で共和制へ
第2章 オーストリア―数世紀にわたり多民族国家を維持。ヨーロッパ統合の理念を現代に遺したハプスブルク家
第3章 フランス―欧州の名門王朝を葬った革命。フランスの政治・文化に今日も生きつづける王朝の遺産
第4章 スペイン―第二次世界大戦後、奇跡的に王制復活。スペインに引き継がれたブルボン家の血統
第5章 イタリア―ローマ帝国崩壊後の長い分裂と外国支配。その混沌からイタリア建国を果たしたサヴォイア家
第6章 ベネルクス―欧州大国のはざまで生き抜いた小国オランダ、ベルギー、ルクセンブルクの君主たち
第7章 イギリス―外来王家による統治と流血の歴史。革命を乗り越え、王制と民主制の両立へ移行
第8章 北欧―北方の覇者を競ったデンマーク、スウェーデン、ノルウェー。中立に生存をかけた三王家
第9章 ロシア―専制と恐怖政治、そして悲惨な終幕。ソ連崩壊で甦ったロマノフ家の「双頭の鷲」
第10章 バルカン―オスマン支配を脱して誕生。ファシズム、大戦、共産化のなかで消え去った薄幸の諸王朝
著者等紹介
加藤雅彦[カトウマサヒコ]
1927‐2015年。名古屋市生まれ。欧州問題研究家。東京大学法学部政治学科卒業後、NHK入局。ベルリン自由大学留学。NHKベオグラード、ボン支局長、解説委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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