出版社内容情報
日本人にとって、イギリスは最も親しみのわく国かも知れない。ケルト以前から最新情報までを網羅した本格的ビジュアル通史。
【著者紹介】
1957年大阪府生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。追手門学院大学助教授などを経て、神戸市外国語大学教授。近世イギリス史専攻。『イギリス宗教改革の光と影』『イギリス発見の旅』など。
内容説明
ストーンヘンジ、アングロ・サクソン七王国、マグナ・カルタ、百年戦争、宗教改革、エリザベス時代、シェイクスピア、名誉革命、産業革命、パックス・ブリタニカ、世界大戦、サッチャー政権、イラク戦争、ロイヤル・ウェディング&ベイビー誕生…ケルト以前から21世紀まで―流れが見える、快読イギリス史!
目次
第1章 諸民族の興亡
第2章 大陸国家から島国へ
第3章 王朝の対立
第4章 テューダー朝の時代
第5章 スチュアート朝の時代
第6章 ハノーヴァ朝の時代
第7章 改革の時代
第8章 大英帝国の繁栄と衰退
第9章 二〇世紀のイギリス
終章 二一世紀のイギリス
著者等紹介
指昭博[サシアキヒロ]
1957年岸和田市生まれ。大阪大学文学(西洋史専攻)卒業。大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。大阪大学助手、追手門学院大学文学部助教授などを経て、神戸市外国語大学教授。博士(文学、大阪大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mazda
26
紀元前から現代まで幅広く歴史を紐解いているので、とっつきやすくていい本だと思います。アングロサクソンというのは、アングリア(イングランド)のサクソン人というのが語源だそうです。よく王室と皇室を比較したりしていますが、これは無意味だということが改めてわかりました。アラビアのローレンスは国の裏切りがなければ英雄だったと思いますし、アルゼンチンと紛争起こしたり、スコットランドの独立運動が起きたりと、いろいろとお騒がせな大英帝国ですが、日本とは同盟を組んだりと、良好な関係を築いていると思います。2016/04/24
Koning
22
好評につき増補改定新版になりましたという本。特にスコットランドの独立騒動に鑑みてスコットランド小史がおまけについてくる。その結果スコットランドに関してはかなり良くなったんだけど、ウェールズに関しては相変わらずルウェリンだったりとやっぱり英語によるというかイングランド視線が変わっとらんじゃないですか、やだー。という感じ。まぁ、でも7王国あたりからのイングランドを中心にしたブリテン史とみれば非常にまっとうでわかりやすいのでざっくり概要を抑えるのにはよろしいんじゃないかな。2015/08/16
sankichineko
11
図説ドイツ史が近代~現代中心なのに対し、イギリス史は古代から現代までを駆け足で解説しています。全体像を把握するのには良いですが、ざっくりし過ぎてわからない部分も。イギリスが世界の頂点を極めた2ページ後には、もう黄昏…。せっかくの図説なのだから、肖像画や遺跡、風刺画だけでなく、知識をまとめる助けになるような表やグラフなども入れてほしかった。2019/05/03
ピンクピンクピンク
10
先月末を持ってEUを離脱したイギリス。英国文学を読むたびに歴史を学んどかなと思っていたので、この本をノートにまとめながら読みました。改めて見ると内乱外乱戦いの連続だったんだなァと。特にプランタジネット朝が濃ゆいです。興味の幅が広がりました。2020/02/05
takakomama
4
シェイクスピアの舞台を観たり(上映会)、ロンドンナショナルギャラリー展を観たり、King&Queen展にも行きたくて、個人的に今年はイギリス年になってます。たくさんの〇〇朝に、王や王妃の名前が似ていてややこしいです。階級や民族意識なども難しいです。EU離脱など、イギリスは我が道を行くですね。読書案内や映画案内が充実しています。2020/10/25
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