内容説明
ギリシア、ローマ、ルネサンス、ロマネスク、ゴシック、バロック、新古典主義…2500年に及ぶ壮大な西洋建築の歴史を、二つの流れから読みとく。ヨーロッパ旅行必携。建築がよくわかる!街歩きが楽しくなる。
目次
第1章 様式の二つの流れ(二つの世界;様式の二つの系統;ヨーロッパ建築の流れ ほか)
第2章 古典系建築の流れ(ギリシア建築;ローマ建築;ルネサンス ほか)
第3章 中世系建築の流れ(キリスト教建築の始まり;ロマネスク建築;ゴシック建築 ほか)
著者等紹介
佐藤達生[サトウタツキ]
1952年、新潟県生まれ。名古屋大学工学部建築学科卒業。同大学院工学研究科博士前期課程修了。1983年、名古屋市都市美観建築賞共同受賞。1986年、『ゴシック空間の形成過程に関する研究』で工学博士。1987年、同研究にて日本建築学会東海賞受賞。1990年~2001年、ハギア・ソフィア大聖堂(イスタンブール、トルコ)の学術調査隊に測量の責任者として参加。大同工業大学教授。専門は西洋建築史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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OKKO (o▽n)v 終活中
8
【修論提出記念読了登録祭り】【定番】やっぱ教会堂の部品がわかんなくなったらまずはこれだね~カラーできれいで。しかし何年経ってもゴシック教会内部の細かい部品が頭に定着しなくて困っちょる ◆今回はオーダーそのものとかコロッセオの1階から最上階までのオーダーの構成とか今一度「バロック教会の面構え」についての確認などなど。コロッセオのオーダーが記憶の順番と違ってて焦る。確認を怠ってはいかん ◆前回の感想「ロマネスク」への疑問……うービギナーなこと言ってるね(笑)今も修行中だが、ロマネスクは古典じゃないと思うww2019/01/11
aisu
7
初心者にわかりやすい解説。美しい写真がたくさん。2012/01/02
ik
4
写真が多く、巻末の建築の大きさ比べなどは非常に参考になるが、ロマネスクとゴシックを切り分けて論じる二分法には疑問が残る。ロマネスクという言葉自体が「ローマ風」であり、ローマ建築の要であるアーチを多用しているこを踏まえれば、古典からの完全な断絶を強調しかねないこの分類の仕方は誤解を生みやすいのではないだろうか。と、またアルプスの北と南の流れの大きな違い、ビザンティン建築との比較なども入っていると嬉しいかなと思う2013/04/30
Ighen
4
近代の建築や西洋建築の起源にあたる中東地域の建築は掲載されていないが、写真が沢山用いられていて面白かった。ギリシアから新古典主義までの西洋建築史の流れを知りたい人にオススメです(*^^*)2012/09/02
すがし
4
西洋建築についての基本書。この本自体だけでも建築に対する見方が変わったし、他の建築関係の本を読む上での基本書になってくれると思う。2009/05/01