内容説明
太平洋戦線の死闘。「捕虜の辱めを受けるな。死して護国の鬼となれ」これが日本軍・国民すべての最高の道徳律だった。
目次
序章 ある自爆命令
第1章 ガダルカナル島とブナ地区(東部ニューギニア)の戦い―大命(天皇陛下の御命令)ならば仕方がない、撤退しよう
第2章 アッツ島の戦い―最後に至らば潔く玉砕し、皇国軍人精神の精華を発揮することを望む
第3章 タラワ島、マキン島の戦い―一兵となるまで陣地を固守し、増援部隊来着まで本島を死守せよ
第4章 サイパン、グアム、テニアンの戦い―従容として悠久の大義に生きるを悦びとすべし
第5章 ペリリュー島、アンガウル島の戦い―護国の鬼と化すも、七度生まれて米奴を鏖殺(皆殺し)せん
第6章 中国雲南省・北ビルマ戦線―この弾が最後だ、手榴弾は自決用だぞ、大事にせよ
第7章 硫黄島の戦い―重傷者を若い軍医がつぎつぎに注射によって処置していく
終章 沖縄戦、そして一億玉砕・一億特攻の本土決戦の構想
著者等紹介
森山康平[モリヤマコウヘイ]
1942年、中国・奉天(現瀋陽)生まれ。週刊誌・月刊誌の記者を経て、太平洋戦争研究会、編集プロダクション文殊社所属
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感想・レビュー
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千本通り
6
採りあげているのは第一章ガダルカナル島とブナ地区(東部ニューギニア)の戦い、第二章アッツ島の戦い、第三章タラワ島、マッキン島の戦い、第四章サイパン、グアム、テニアンの戦い、第五章ペリリュー島、アンガウル島の戦い、第六章中国雲南省・ビルマ戦線、第七章硫黄島の戦い、終章沖縄戦、そして本土決戦の構想である。ただし終章の沖縄戦は「図説 沖縄の戦い」として別冊で組まれているので、その他の主要な玉砕の戦場などを紹介して軽く終わっている。 2025/08/13
takao
2
ふむ2023/03/19