感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
10
豊富な図版を元に書かれた初期の韓国通史を、さらに日韓ワールドカップ記念で改訂した一冊。ふくろうの本シリーズらしい大量のビジュアルでイメージや面として韓国史がつかめるのはいいのだけど、元が30年前の本、かつふくろうの本の活字三段組という形式が初学者にはちょっと厳しいだろうか、パラパラ通しで読んでイメージを掴むのが一番いい本に思えた。高麗王朝、朝鮮王朝と文治重視の武人軽視王朝が続き、中でもそうした制度づくりが整いつつあった高麗王朝が今回読んだ中では面白く読めた箇所だったが、ちょっと記憶への定着は薄い一冊だった2018/07/13
ナハチガル
6
韓国の歴史をざっと知りたくて読んでみた。さまざまな遺物を紹介しながら古代・中世の歴史が歴史として語られる部分と、日本統治下時代の怨嗟に満ちた記述と、駆け足で語られる戦後の出来事の羅列とがそれぞれ異なるトーンと色を持ち、通史としては異質に思えるが、だいたいのところをざっと知るには悪くない本だと思う。隣の国のことなのにこれほど無知だったことに我ながら驚きもした。次は各テーマを掘り下げた本を読んでみようと思う。B。2019/06/23
qwer0987
4
朝鮮史について、コンパクトにまとまっていて、ざっくりした流れはつかめる。秀吉の朝鮮出兵の影響が朝鮮の社会構造を変えた点は知らなくて勉強にもなった。ただ現代史は物事の羅列になっているし、全体的に端折っている部分も多くて、やや物足りないか。ただ図説とあるだけに、図版がきれいで非常に見応えがあった。特に三国時代から高麗の文化財が見ていても楽しい。古墳からの出土品はレベルが高いし、仏像や寺院など朝鮮らしい雰囲気もあってワクワクした。2019/04/27
かおじ
0
中身は難解なものがあれど、たいへん興味深く読めた。古い本だから仕方ないが、近代史のあたりが整理されるとうれしい2014/12/29
転天堂
0
古代から現代(2000年)までをコンパクトにまとめている。漢江の奇跡以降の事項が、韓国語からの直訳調の羅列になっているのはご愛嬌か。2022/12/04
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