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出版社内容情報
抒情画や文学に描かれたコーディネートを、アンティーク着物によって再現! モダンなアンティーク着物を大正・昭和の乙女に学ぼう!
内容説明
本書は、抒情画や文学作品にアンティーク着物の着こなし方を見ていきます。同時に、角度によって様相を変える万華鏡のように、着物も着付けやコーディネートによって変化するさまを、ご覧いただきます。
目次
第1章 抒情画と着物(十字;四角 ほか)
第2章 呉服屋のお嬢さん、着物ライフ拝見(呉服屋のお嬢さん―浮田良子;母・娘・孫三代でひとつの着物を着てみたら ほか)
第3章 文学と着物(徳田秋聲;吉屋信子 ほか)
第4章 抒情画と着こなし(岩田流コーディネートについて;抒情画に学ぶ着こなし)
著者等紹介
岩田ちえ子[イワタチエコ]
スタイリスト。1980年代から雑誌、広告、TVの仕事を手がける。写真家・荒木経惟氏の作品登場モデルの「着物姿」を担当して37年
中村圭子[ナカムラケイコ]
1956年生まれ。中央大学文学部哲学科心理学専攻卒業。弥生美術館学芸員
中川春香[ナカガワハルカ]
1988年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。竹久夢二美術館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
35
着付け教室で教え込まれたので「着物警察」に耳が痛い。確かに日常着だった頃、きっちりと着ていたら何もできない。竹久夢二の絵の中の着こなしは、儚くて少し崩れた美しさを感じるが自分では着こなせない。読んでいると自由な発想で着こなす着物も素敵と思えてきました。もちろん、きっちりと着こなした着物姿も美しい。文中に呉服屋の次女だった浮田良子さんの着物、小物類が紹介されていました。携帯洗面セットはため息がでるほど素敵。良子さんの子ども、孫、ひ孫に当たる3世代が良子さんの遺された同じ着物を着ていたのが素晴らしかったです。2023/08/29
あじ
34
竹久夢二、高畠華宵、蕗谷虹児ら抒情画家の【絵】から、着物の“外しテク”を学ぶヴィジュアル本。自由で大胆なアイテム選びと色合わせが、ハツラツとした乙女のお洒落事情を今に伝える。ビアズリーを思わせる月岡夕美の絵が素敵。【絵】を再現した頁もある。◆引き続き大正から昭和初期のファッションを楽しみたいなら─①「モダンガールのスヽメ」淺井カヨ(著)https://bookmeter.com/books/10314554 ②「モスリン」似内惠子(著)https://bookmeter.com/books/77634382019/11/03
はるき
32
レトロ着物の変遷と、女性たちの歩み。今の着物にはない独特の可愛らしさに何度も目を奪われます。2019/08/26
どあら
17
図書館で借りて読了。今ではこんな柄合わせはしないかなという着物ばかりで、ビックリ。表紙の着物は素敵なので着てみたいです❣2019/09/30
ゆに
5
図書館。表紙の高畠華宵の絵に惹かれて借りてみた。着物警察と言われる他人のハードルを上げるみなさんに是非見てほしい。けど、奴らの目に入らないよなー。ファッションの一ジャンルになって欲しいよなぁ。