出版社内容情報
武井武雄の童画は、大胆な構図や幾何学的な描線、モダン・ナンセンスな味わいで、魅力満載。生誕120年記念出版。永久保存版!
【著者紹介】
1894~1983年。長野県生まれ。東京美術学校(現・東京芸術大学)卒業。絵雑誌『コドモノクニ』創刊号表紙絵等を担当、その後絵画部門責任者となる。子供向けの絵を「童画」と命名、芸術の域にまで高めた。
内容説明
大正・昭和の子どもも大人も熱狂させた、「天才画家」の全軌跡!!
目次
第1章 ラムラム王の正体
第2章 時空を超える魔術師
第3章 芸術作品として本を作る
第4章 版画家武井武雄の実像
第5章 余技作品
第6章 資料編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
7
まず「イルフ」という造語に拍手。武井の愉快な企みが見えておもしろい。「童画」ということばも手作り感満載でとてもいい。童画作品もたっぷり楽しめるし、童画以外の武井の仕事もまとめられていて、とにかく見応えがある。どこかノスタルジックで、そのくせユーモアに満ちた童画と、きりりと引き締まった刊本作品の世界、実に多彩な仕事をしているのが興味深い。2017/12/29
sasha
3
子供の頃は児童書とは無縁だった。だから、武井武雄の作品に出合ったのは専門学校の児童文学の講義でだった。す、すごわ。この人の作品は。童画も好きだけれど、凝りに凝った刊本の数々。トランプやかるた、おもちゃの製作まで。この人こそ、ハイパーメディアクリエイターじゃないのか。あぁ、「キンダーブック」とか「コドモノクニ」とか読みたかったなぁ。大正から昭和初期にタイムスリップしたいわ。2014/07/15
あずきずき
2
隣県で巡回武井武雄展が開催中で、予習の目的で図書館で借りる。様々な作品が紹介されていて、そのどれもが好みでワクワクする。希少な刊本を見てみたくて堪らなくなる。展示会に行くのが楽しみになった。2024/09/15
音色
2
いいなー!図書館で借りたけどこれは買い‼︎2014/09/15
ふじ
0
面白かった。コンパクトな本だけど図版はそれなりに大きいし、知らなかったことも(竹久夢二に大きな影響を受けているとか、コドモノクニのロゴデザインもしていたとか)多かった。良い本でした。2014/10/26
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