出版社内容情報
東西の叡智を一身に体現する思想家の真の可能性とは/大江健三郎、デリダ、中沢新一、高橋巌、中島岳志、山城むつみ、田口ランディ他
【著者紹介】
1967年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。文芸批評家。著書に『祝祭の書物』、『たそがれの国』、『光の曼陀羅』、『神々の闘争』他。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かふ
20
最初の対談が、安藤礼二×若松英輔でわかりにくかった。現象学を100deやったので行けると思ったんだが。安藤礼二は日本思想史の人なのか、若松英輔はキリスト教関係で噛み合わない二人を噛み合わせるのが井筒俊彦なのか。井筒俊彦の学問の出会いとしてキリスト教があったというのはちょっと驚いたのだけど、イスラム教もキリスト教から派生しているのだし、考えてみれば当たり前なのか。アンチ・キリスト教的なものがあるのだが、そのなかで興味深いのが神秘主義だった。2025/08/09
なおた
2
安藤礼二と若松英輔の責任編集。様々な小論が収録されているのだが「創造の出発点」(中沢新一)、「井筒俊彦とスコラ哲学」(山内志朗、「井筒俊彦とキリスト教-存在論的原理としての愛-」(山本芳久)、「禅から井筒俊彦を考える」(末文文美士)、「井筒俊彦の主要著作に見る日本的イスラーム理解」(池内恵)、「井筒俊彦とプロティノス」(納富信留)、「井筒俊彦とインド哲学」(澤井義次)などなど...痒い所に手が届いていて、読み応えがあり、良い企画の冊子だったと思いました。2024/08/10
はちめ
0
短文の寄せ集めなので出来はバラバラ。ただ、井筒俊彦の作品を再読したい気にはしてくれた。どうしようかな。2014/07/08
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