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Kawade道の手帖
深沢七郎―没後25年ちょっと一服、冥土の道草

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  • サイズ A5判/ページ数 223p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309740454
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

目次

特別対談
深沢七郎未収録作品
エッセイ
論考
深沢七郎から届いた音
『笛吹川』論争
深沢七郎の作品世界

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yusukesanta

14
中沢新一先生に「深沢七郎だけ」について書いた本を一冊、書いてほしいと切望することしきり。深沢さんへのインタビューも面白い。『笛吹川』は「橋と川」が主人公だった。つまり、まわりで勝手にいくさをおこしてお屋形様にまきこまれて死んでいく農民たちは添え物のようなもので...まさに「ナスの葉についたアブラ虫」。甲州弁の会話のさながらミニマル・ミュージックの如き「くりかえし」に満ちた魅惑的なリズムと、そのさらに深層でおおきな流れを成している人間が死んではまたボコ(赤ん坊)が産まれるという果てしない果てしないサイクル。2016/05/01

vaudou

3
豪華な執筆陣目当てだったけど、素で語り合いお得感満載な武田泰淳との対談が目玉。藤枝静男は相変わらずで。2014/11/20

:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)

1
三島由紀夫の何かの歌を作詞作曲していると知って読んだ。洗練されない所ジョージみたい。人間滅亡的人生案内を読んで楢山節考とは随分カラーが違うと思っていた。「楢山節考の老人像は普通で姥捨ては親孝行なこと」が深沢的常識で、著作に対する世間の反応に驚かれている。晩年過ごした埼玉県菖蒲町の自宅前で深沢が目撃した「目には目を」エピソード=ある家の子供が車にひかれて重傷を負った時、救急車を呼ぶ前に姑と嫁が運転手を押さえつけて父親が撲殺した事件、この復讐行為を当たり前であり当然の権利だと対談で話す。日本の田舎は深い。2019/05/15

うめぼしみどり

0
かっこいい人。人間滅亡教という考え方がとても好き。著名人の感想や解釈が色々読めて楽しかった。2017/03/27

yoyogi kazuo

0
中原昌也による論考が秀逸。

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