内容説明
待望の新装版!オックスフォード大学版の“注”と“解説”を完全収録!日本を代表するシャーロッキアン、小林司・東山あかねが不朽の名作「シャーロック・ホームズ物語」全作品を全訳した決定版!「シャーロック・ホームズ物語」初版原本のイラストをすべて復刻掲載!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tosca
25
小説として探偵ホームズ物はあまり興味を持った事がなかったけれど、この作品でシャーロック・ホームズが誕生したとあって、ワトスンとの出会いからベーカー街に住み始める経緯が分かったので満足。この作品は「緋色の研究」というタイトルの方が有名だと思うのだが、これは誤訳だという事で「緋色の習作」になったそう。でも「習作」ってピンとこないなぁ。小説の内容より膨大な注釈に驚く。注釈を読むだけでも文化や歴史の勉強になりそう。364ページある本の、小説が178ページまで、あとは注釈や解説。申し訳ないが解説、付録は挫折。2023/11/08
まるとも
6
この本の半分以上が注役だったんだけど…んーー読んでる最中にこれって何って思った時にすぐに見れるのはありがたいけど、ほんとに気になったことに関してはその注役からの補助だけじゃ足りないんだよね。結局検索しちゃうからあんまり役に立たなかったかも。 中身に関しては3年以上ぶりに読んだだけだから、わざわざ語るとこもないかな。ただ…イラストに関してはなるべく当時のを使ってるみたいで、グーテンベルク味をびしびし感じてました🙄2024/01/23
キュー
0
これまで読んだ事が無かったけど新装版が出たというので読んでみる事にした。『緋色の研究』としてタイトルが有名だけどこの訳は誤りという訳でこの本では『緋色の習作』という事に。内容に沿ったタイトルとはいえなんか違和感が。有名なバディ物の祖としてやっぱり2人の関係がいいですね。しかし注釈の多さがすごくて全然本文に集中出来ない(笑)。まぁ文章自体は翻訳物が苦手な自分でも読み易くて良かった。原本の挿絵が入っているのは貴重だけどみんな髭はやした人ばかりで時代的にもそういう物なんですかね?とりあえず全巻読みたい。2023/12/02