らんぷの本
昭和の家事―母たちのくらし

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  • サイズ A5判/ページ数 118p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309727776
  • NDC分類 590
  • Cコード C0339

内容説明

100年前に生まれた女性たちの日常は!?昭和戦前の主婦たちがごく当たり前に行っていた「家事」。洗い張りをする、洗濯板で洗う、布団をつくる、浴衣を縫う。おはぎをつくる、たくあんを漬ける、おせち料理をつくる。…今ではその手順さえわからなくなっている家事の貴重な記録。

目次

1章 家事の記録(食べものをつくる;着るものと布団;住まいの周辺)
2章 家事について考える(家事からの解放を願って;家事のもつ教育力;これからのこと)

著者等紹介

小泉和子[コイズミカズコ]
1933年、東京生まれ。昭和のくらし博物館館長、家具道具室内史学会会長。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

M.O.

23
明治生まれの女性は毎日こんなふうに家事をこなしていたのか!と感動する本。私も含め現代の男性女性共にこんなにやれないだろう。洗濯はもちろん手洗い。季節ごとに着物を解いて洗う、張る等など。しかし、こんな重労働は女性を家にしばりつけてしまうな。家電の三種の神器がどれだけ女性を解放してくれたかがよく分かる。作者の実家が昭和博物館となっているらしいので機会があれば行ってみたい。2023/02/13

FOTD

23
私たちは便利さと引き換えに、暮らしの技術を失ってしまったのだ。今ではその行程の順番すらわからない。なんと寂しいことだ。この本は記録映画『昭和の家事』の印刷物バージョンだという。いつか映画も見てみたい。また著者は大田区の「昭和の暮らし博物館」の館長でもある。機会あれば行ってみたい。 家事は女性だけがやるものではない。私の祖父が自分の服をささっと繕っていたことを覚えている。家事の技術を私たちに取り戻すことができたら、もう少し自信を持って豊かに力強く生きていかれるような気がする。2022/03/22

たまきら

15
記録映画の抜粋です。非常に興味深いのは…自分の住んでいる当たりではまだリアルタイムな気がすること。掃き出し口がある家がまだ当たり前のように残ってる…でも、おばあちゃんはもう教えてくれない、今の人にはいらないからって。ルンバが動けない段差だらけの古い家屋に住んでいる人間には、なんだかにっこりな本でした。2016/12/21

Wisteria

8
た、大変〜。私にはとても無理です。昭和の専業主婦に比べたら現代の兼業主婦の方が楽ですね。頭が下がります。こんな膨大な量の仕事を当たり前のものとしてこなさなければいけないなんて…。無理無理無理。しかも舅姑と完全同居だし。数々の仕事をやって見せている著者のお母様のお姿がとても美しいです。昭和の主婦の皆さん、あなた達は素晴らしい!!2016/01/25

かやん

7
先ずはおはぎを作りたくなった。そしておせちを作りたくなった。新婚のとき全部手作りでおせちを作ったけど、大変だったのは二人分だったからかな…子どもや孫や周りの人を巻き込んで「さあ作るぞ~」って作業は楽しそう。そしてたくさん作るときっとおいしく出来ると思う。うちのおばあちゃんでもやってなかったような、もちろん母もやっていない、映画かなんかで見た家事を知ることが出来て面白かった。2014/03/10

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