らんぷの本
栗本薫・中島梓―JUNEからグイン・サーガまで

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309727738
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0395

内容説明

日本を代表するヒロイック・ファンタジー「グイン・サーガ」、現在のボーイズラブの源流ともいえる「真夜中の天使」など、SF・ミステリ・ファンタジー・ホラー・伝奇・時代・耽美小説を手がけ、多くの読者を魅了した栗本ワールドを自筆原稿、挿絵原画、写真資料などで紹介する初めての1冊。

目次

第1章 永遠に終わらない物語―グイン・サーガ(「グイン・サーガ」とは?;グイン・サーガ創作ノートより ほか)
第2章 栗本薫青春記(マンガとともに;マンガとSF小説を書いた少女時代 ほか)
第3章 元祖・ボーイズラブの世界―耽美系『JUNE』作品を中心に(少女たちへのメッセージ;『JUNE』とは? ほか)
第4章 稀代のストーリーテラー―栗本薫の世界(ミステリ作品;SF小説 ほか)
第5章 栗本薫が愛した世界(武部本一郎コレクション;英雄コナン・シリーズ)

著者等紹介

堀江あき子[ホリエアキコ]
1965年生まれ。弥生美術館学芸員。跡見学園女子大学文学部美学美術史学科卒業。1991年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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更紗蝦

27
『一度きりの大泉の話』と『少年の名はジルベール』を読んだ時、増山のりえという人物には「表現者としての才能を取っ払った栗本薫」という印象を持ったのですが、この『栗本薫・中島梓』を読んで、その印象はますます強くなりました。栗本先生の凄いところは、自分が読みたいものを自分で書いているゆえに、常に自分の作品を「読者目線」で客観視し、「自分(のような読者)がこういった作品のどこに惹かれ、それを好む理由は何なのか」を追及し、自己分析と創作活動を表裏一体にしてぐるぐると循環させていたことです。2022/03/08

よむよむ

25
グインのイラストにいちいち反応してギャアギャア騒いでいたら、「うるっさい!」と家人に叱られた・・・でも、あのイシュトは改めてスゴすぎる!弥生美術館の展覧会とやらに行きたかった~2011/02/11

ぐうぐう

20
1日で100枚を書き上げる熱情、結果として生み出された膨大な作品群、しかもそれは、軽々とジャンルを越境していく。また彼女は、舞台を演出し、キーボードを演奏し、曲を作っていく。小説家という肩書きは正しくないのかもしれない。栗本薫、そして中島梓という人は、類いまれなる表現者なのだ。2010/08/01

雨巫女。@新潮部

18
《私‐図書館》しかし、この方は、多才なひとだったのだなあ。とあらためて思う。未完の作品をなるべく読みます。あちらで、是非完結を書いていてください。ご冥福をお祈りいたします。2011/10/14

本夜見

13
もう亡くなられてから10年が経つのだな。夢中で読んだ伊集院大介シリーズ、ぼくらシリーズ。片足ツッコミかけたけど漬からなかったBL小説。全100巻という壮大な目標を掲げたが未完に終わったグイン・サーガ、これも中途半端に足を突っ込んだだけで終わってる。SF小説も時代小説も、多才な彼女の作品をあちこち齧りまわしたなぁ。とりあえず浮かんだのが『ネフェルティティの微笑』や『レダ』『絃の聖域』が懐かしい。再読したいと思う。2019/06/12

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