らんぷの本
紙芝居がやってきた!

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  • サイズ A5判/ページ数 135p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309727530
  • NDC分類 779.8
  • Cコード C0376

内容説明

少年・少女を襲う突然の悲劇!突如現れる正義の味方、憎々しい悪者、恐ろしい化け物―。奇想天外なストーリー、驚天動地の結末。動かない絵が動き出す―。はっちゃめちゃワールド・紙芝居!!業界用語からその歴史まで、あの頃の紙芝居がまるごと1冊に詰まったファン必携、決定版。

目次

第1章 ハッチャメチャこそ紙芝居
第2章 紙芝居オールスター見参
第3章 疾風のおっちゃんと風小僧たち―紙芝居屋登場の巻
第4章 物語の饗宴―これが紙芝居やで
第5章 一場面の迫力―動かない絵が動き出す。心をつかむワンシーン
第6章 紙芝居屋の暮らし
第7章 絵元・塩崎夫妻の仕事
第8章 紙芝居の歴史と全体像
第9章 これで“全巻の終わり”であります
第10章 街角の不思議な祝祭―「おっちゃん、また来てや!」

著者等紹介

鈴木常勝[スズキツネカツ]
1947年生まれ。1972年、大阪で芝紙居屋を始め、現在も日本、アジアの青空の下で紙芝居を続けている。2004年、「紙芝居メディア研究」で修士号取得。大学講師として担当講義「アジア文化」「アジア現代史」で紙芝居を実演している。紙芝居クリエーターとして紙芝居の新作と新演出、新人向けワークショップに取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

更紗蝦

18
カラーの図版が多いので、迫力のある絵を堪能できました。紙芝居を見に来ている子供たちを写した写真が1972~75年の大阪が多いので、何故かと思ったら、巻末の著者略歴によると著者の鈴木常勝氏は1972年に大阪で紙芝居を始めたとのことで、どうやらこの本に掲載されている70年代のモノクロ写真でクレジットのない物は著者による撮影のようです。私は東京下町出身ですが、72年生まれで、街頭紙芝居を見た記憶がギリギリあるので、72~75年の大阪の写真を見て「きっと自分もこんな顔して紙芝居見てたんだろうなぁ」と想像しました。2017/11/13

バニラ風味

16
後に俗悪だと批判された、いつも「〇〇の運命はいかに!」という結末だった街頭紙芝居。それでも、その当時の子どもたちにとっては、数少ない、わくわくする娯楽の一つで、駄菓子を売る大人と、一緒に紙芝居を観る子どもたちとのコミュニケーションの場でした。お涙頂戴もの、時代劇、妖怪退治など、貴重な紙芝居をカラーで掲載、そしてストーリーの紹介もしています。紙芝居屋さんの専門用語なども面白い。貴重な本だと思いました。2018/03/27

花林糖

15
(図書館本)紙芝居屋の紙芝居は知らないけれど、何故か懐かしく感じながら読了。当時の紙芝居も掲載されていていて、ビックリ展開・奇抜な設定が面白い。戦前~戦後の街頭紙芝居についての裏事情などが説明されて興味深く読めた。2016/09/13

7
ぼくらの世代では滅多に見れなかったけど、存在は知っていた紙芝居。代表的な作品から、業界の仕組み、裏側まで詳しく載っていて、楽しさと同時に哀愁を感じる内容でした。紙芝居ではありませんか、小学校帰りに見た、怪しげな物売り達、今は何しているのかな〜?2015/04/25

山河童

1
紙芝居という遠い昔の業界のことがなんだか身近に感じられる一冊。実際に使われた紙芝居がそのまま載っていて◎ しかも意外とおもしろそう。苦しい時代の立派な娯楽だったんだね(o^^o)♪2014/01/05

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