らんぷの本
石原豪人―「エロス」と「怪奇」を描いたイラストレーター

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309727387
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0339

内容説明

「怪奇現象」「妖怪」「怪獣」「怪人」…ありとあらゆる「怪」の世界を描いて、石原豪人は戦後の挿絵界に大きな足跡を残しました。昭和30年(1955)頃から挿絵画家として活動を始めた豪人は、たちまち人気を得て、以後50年間にわたり精力的に描き続けました。天才にして、さらにたゆまぬ努力を続けた挿絵画家・石原豪人の全貌を紹介する初めての本です。

目次

怪人画―闇に棲む人々
妖怪画―見えないものをリアルに表現
怪獣画―迫力と怪奇の世界
幽霊画―地の底から怨念の声がきこえる
探偵小説の挿絵―恐怖と謎の女
挿絵画家デビューの頃―凛々しい美女とスターの似顔絵
スポーツ画―筋肉の躍動
少女雑誌でも活躍―可憐な少女を描いてさえエロティック
まんがにもチャレンジ
虚構世界―死後の世界は本当にあった
セクシー&セクシー
晩年に新境地を開拓―力・毒・色気に笑いをプラス

著者等紹介

中村圭子[ナカムラケイコ]
1956年生まれ。中央大学文学部哲学科心理学専攻卒業。1984年より現職。現在、弥生美術館学芸員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

辺辺

6
ご本人のインタビューによると「僕から色気を取ったら何が残るのですか?」なくらい、色気たっぷりの一冊。とにかくパワフル、その毒気、色気にうっとりよ。怪奇現象、妖怪、怪人等々、鑑賞用にぴったり。個人的に特に懐かしいのはさぶとジュネの幾つかのイラスト。そうそう、その筋肉質でちゃんと肉が付くべき所に付いてるのが良いのよ。色気+エロスの勝ち、ですね!2023/11/27

ぷくらむくら

3
迸る力強いイマージュとエロスに拍手!2008/10/06

サト

2
カラーよりモノクロに色気を感じる。JUNEに載った絵のお耽美さといったらないわ。美しいなー。2020/06/14

nizimasu

2
挿絵画家の中でも「怪人画」を得意としていた石原さんだが、その領域はエロのジャンルを含めると果てしない。レトロともいえる作風は、なんだか往年の天地茂のドラマとかのドロドロした感じに通じる、人間の闇にスポットを当てるような鋭さがある。背景には戦争で見た人間観察があつたというからむべなるかなと思う。この濃厚な作風は薄すぎる世の中では、ある意味刺激的だ2012/11/01

あんコ

1
★★★妖怪画のインパクトが強い!!しかし色気のある作品もムンムン(〃艸〃)ムフッ今、こんな感じに描ける人っているのかなぁ…「(´へ`;

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