- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 文化・民俗
- > 文化・民俗事情(日本)
内容説明
路地裏には子どもがあふれ、メンコやゴムとびに興じていた。お母さんは、エプロン姿に買い物篭。お父さんは、白黒テレビを前に晩酌。夏は蚊帳、冬は家族で炬燵を囲んだ。昭和の記憶の宝箱をあけてみよう。
目次
第1章 昭和のまちかど、住まいの記憶(懐かしのまちかど;なじみの商店街 ほか)
第2章 朝は大忙し・おはよう(目覚めは牛乳配達の音で;井戸端で顔を洗って、歯磨き ほか)
第3章 買い物に出かける(自転車でお買い物;買い物を変えた電気冷蔵庫 ほか)
第4章 家族だんらん(休日は、家族そろってお出かけ;晩ご飯はカレーだ! ほか)
著者等紹介
市橋芳則[イチハシヨシノリ]
1963年愛知県犬山市生まれ。1986年南山大学文学部人類学科卒業。1988年同大学院文学研究科文化人類学専攻博士前期課程修了。1988年師勝町に学芸員として採用。1990年歴史民俗資料館開館。1993年より昭和の生活資料の収集に取り組み、現在に至る。現在、師勝町歴史民俗資料館学芸員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
97
昭和20年から30年代に生まれた方には懐かしい物を紹介。そう漫画「三丁目の夕日」の時代。道路はまだ完全舗装ではなかったのでホコリがたったり雨が降れば水たまり。家の中を見れば蝿が多くてどこのうちにもハエたたきがあったし夏になれば蚊に刺されないように蚊帳があったなあ。家の前が食料品店だったので油を合単位で瓶にいれてもらったのを覚えている。テレビも夕方6時頃は子供の時間。夏になって今ほど熱帯夜もなくてエアコンなしで暮らしていた。他にまだまだ懐かしいものがあるけれどあの頃を過ごせtsのは幸せだったのかな。図書館本2022/02/09
つちのこ
2
昭和30年代をリアルタイムで経験しているので、懐かしくページをめくることができた。北名古屋市の師勝町民族資料館も訪ねましたが、昭和の路地裏が見事に再現されていて、一見の価値があります。2020/05/15
栗きんとん
2
古本屋さんで発見。 チラ見だけして買ったけど、帰ってよく読んでみたら、見覚えのある景色が多くて、よくよく見たら、名古屋近辺の風景だったのね。 しかもこの博物館が北名古屋にあるって。知らなかったわ。今度モゾ行った時に寄ってみよう。 博物館の景色より、作者個人のアルバムからの写真と思われるものが多くて、知らない人だけど、懐かしい。水遊びのあと、「天花粉で首を白くしたあの日のあなた自身が立っているようである」。幼い頃、背よりも高いひまわりが咲いて、妹と若いおかあちゃんと遊んだあの小さな庭を思い出して泣ける。2020/01/20
i-O
1
僕の世代より少し上のだか、懐かしさは、禁じ得なかった。2021/02/17
Hisashi Tokunaga
1
いろいろ思い出したい方にはお役立ちですね。他作自演をいかに上手く楽しむことができるかです。2015/08/17