- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 絵画・作品集
- > 絵画・作品集(西洋)
内容説明
アール・デコ、異色の装飾画家ルイ・イカール。流麗なる曲線と色彩で捉えた20年代パリの女性たち。イカール作品および関連図版120点を満載。パリ、ニューヨークを席巻したイカール・スタイル。その全貌と生涯を捉えた初の画集。
目次
序文 グラフィック・アートの変容
ルイ・イカールの生涯と芸術
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yn1951jp
30
コケティッシュな魅力にあふれる新しい時代のアメリカ的なパリジャンヌに誘惑されそう。1925年パリのアール・デコ博覧会に象徴される狂乱の20年代は、アメリカのジャズ、チャールストン、ストリームライン、幾何学的形態、キュビスム、印象派などが混然とするベルエポック。ジョセフィン・ベーカーやミス・タンゲットのような新しい女性の姿を描いて時代の寵児となったイカール。現代の商業デザインの始まりである。内容より見た目に価値観を置くキッチュやキャンプ趣味(スーザン・ソンタグ)とロココへの追憶などが現代によみがえる。2015/04/04