内容説明
大富豪一族の波瀾の興亡史500年。一介の商人・銀行家から花の都フィレンツェの君主にのしあがり、黄金のルネサンス時代を演出した華麗な一族。教皇・フランス王妃を輩出し、ヨーロッパ史に燦然と輝く名門の物語。
目次
1 十三、十四世紀のフィレンツェ―「メディチ」の名が初めて登場
2 ジョヴァンニ・ディ・ビッチ―メディチ「王朝」の創始者
3 “老”コジモ(コジモ・イル・ヴェッキオ)―フィレンツェ一の大富豪
4 “痛風病みの”ピエロ(ピエロ・イル・ゴットーゾ)―メディチ政権の確立
5 “偉大なる”ロレンツォ(ロレンツォ・イル・マニフィコ)―メディチ家の黄金時代
6 “愚昧な”ピエロ(ピエロ・イル・ファトゥオ)とサヴォナローラ―メディチ家追放と「神権政治」
7 メディチ家の帰還―君主制への道程
8 二人の教皇―「レオの時代」から動乱の時代へ
9 コジモ一世とトスカーナ大公国―フィレンツェ公からトスカーナ大公へ
10 フランチェスコ一世とフェルディナンド一世―スキャンダルから最後の栄光の時代へ
11 メディチ家の終焉―トスカーナ大公国の衰退
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nat
17
イタリア熱継続中です。全く勉強せずにフィレンツェに行ったので、帰ってから復習中です。フィレンツェはメディチ家の街ということで、メディチ家の本をまた読みました。写真が満載なので、分かりやすいです。広場に立っていて何気なく見ていた像が、そういうことだったんだ。みたいに納得しています。よく前を通った教会、中に入ればよかったなとか色々後悔。またフィレンツェに行きたい!絶対に行くために仕事頑張るという気持ちになっているところです。2018/09/01
花林糖
13
(図書館本)メディチ家の栄枯盛衰が、豊富な図版と共にわかり易く説明されている。略系図が載っているのでそれを度々見ながら読了。老コジモ、ロレンツォ豪華王、コジモ一世、アンナ・マリアルイーザが印象的でした。メディチ家は余り興味がなかったけれど面白かった。他のも読んでみよう。2016/10/26
takao
1
ふむ2021/07/31
rosie
1
写真が豊富で旅行の復習に役立った。一族と都市の深い関わりが感覚的に分かる。君主それぞれのキャラクターが多様でおもしろい。数人、気になる人がいた。2018/06/08
Aladdin
1
フィレンツェに興味があったので、この町と切っても切れない関係にあるメディチ家の勉強。有名な美術品・建築物のパトロンとしてだけではなく、政治家として、そして滅亡した一族としての歴史がまとまっていて読みやすい。2011/04/23