内容説明
世界の創世神話に始まり、古代チベット王朝から教団仏教の時代を経て現代まで、ヒマラヤの霊峰をのぞむ極高の地に栄えた高度な文明の歴史を追って、絢爛たる宮殿や遺跡、聖地をたどる未踏の旅。
目次
1 世界の始まりと人類の発生
2 観音菩薩がチベットの地を祝福する
3 仏教の伝来と古代チベット王朝の誕生
4 教団仏教の時代(10世紀~1642年)
5 僧王ダライラマの時代(1642~1942年~1959年)
6 中国支配下のチベット(1959年~現在)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
1
赤と金2021/06/24
Yoshiki Ehara
0
チベット参考図書②。120ページ余りの薄い本書は、一見、単なる歴史ガイドブックのように見える。しかし、煌びやかなカラー写真に添えられた解説はかなり本格的で、一通り読むだけで、チベットを旅行したくらいの充実感を味わえる。本書は、チベット仏教の宇宙観や風習など、文化と宗教を横軸に、古代チベットへの仏教伝来から現代の中国による支配までの歴史を縦軸に、小宇宙のように奥深く複雑なチベット世界を網羅している。こんな素晴らしい本が絶版だなんて、なんてもったいないんだろう。2013/09/11
★★★★★
0
図版も綺麗だし、良くまとまっている本です。2008/10/05
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