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目次
絢爛たる小袖の揺籃期―江戸前期(佐藤要人)
「底至り」の衣裳美学―江戸中期
江戸文化の残照の中で―江戸後期
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Noelle
4
まさに江戸のファッションプレートたる浮世絵の色模様の変遷。江戸初期の彦根屏風、師宣、光琳などの絢爛豪放な小袖模様。江戸中期の春信、清長、春潮、歌麿、写楽など絵師も百花繚乱、歌舞伎役者と遊郭から発せられるトレンドが浮世絵を通して町娘まで広がる、小紋柄や底至りの美意識。豊国、国貞、広重、国芳、渓斎英泉などシリーズ物で描く美人画と、流行の色模様を発信する役者絵が際立つ江戸後期。カラー図と白黒が半々だったが、丁寧な解説で十分堪能した。色模様にこだわった編集で、江戸の流行がよくわかる、図説本だった。2018/07/11
takao
1
ふむ2021/06/06
nari
0
江戸時代の着物の流行の変遷を浮世絵から知る、という1冊。派手な模様色合いは江戸初期の上方主導、それがだんだん中期後期と渋く粋になっていくのが江戸好み。その東西の違いは今も残っているなあと思う。2010/01/11