内容説明
国際出版、筒井康隆ニュー・スプラスティック絵本。閉ざされた町から逃げだそうと、“一、二の三”のかけ声でそろって飛びだした人々を待ちうけるのは…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
新田新一
43
図書館で見つけた本です。私の好きな作家である筒井さんが絵本を書いていたことは知りませんでした。絵はドイツの方が描いています。丸っこい絵で、親しみやすいにぎやかさがあります。田舎の人達が自分たちの暮らしている場所に不満を感じて、そこから出ていきます。彼らのは本の中で暮らしていたのです。脱出できたと思ったら、まだ本の中にいました。筒井さんらしいシュールな発送が冴えた物語。結末があっけない気がしましたが、よく考えると現実の味気なさを表現しているのかもと思いました。2026/02/05
keroppi
31
熊本の実家に帰ることになり、家の倉庫で発見。1986発行の絵本。絵本ならではの筒井さんらしい仕掛けと展開。ミハエル・リューバの絵も楽しく、筒井さんのこの頃のハチャメチャぶりを表現している。2017/02/05
けいちゃっぷ
12
閉塞した村から登場人物たちが一斉に脱出したら、そこは牧場でやっぱり絵本の中。そこも皆でまた一斉に脱出したら、そこは戦場で・・・。どこまで行っても二次元から脱走できないのだな。短いながらミハエル・リューバのすっとぼけたような絵ともマッチして面白かった。ある日この本をもう一度開いて登場人物のところが白くなっていたら、またどこかの絵本か世界に「イチ、ニのサン!」で脱出したのかも知れませんね。ん?マンション5階の窓をコンコンとたたく音が・・・。24ページ 2015/10/18
a
2
シュールレアリズムの具体的な形だと思った。2020/07/28
牛乳
1
二次元は三次元に出てきてくれないんだな…って最近読み返してまた悲しくなったわ…




