感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
28
筒井康隆「イチ、二のサン」を読んで、「メルヘンの森」という絵本シリーズがあったことを知った。図書館で調べたら、この本があった。「沈黙」遠藤周作の絵本。キリストの出来の悪い弟子ズボラのお話。1985年の本だが、その当時の子供の環境をストレートの批判している。今は、もっと悪くなっているかも。2017/02/17
Willie the Wildcat
20
移り変わる社会。価値観。アメリカから東京へ引越して子育てを始めた時に、自然の無さに愕然したことを思い出す。現代っ子の夢とは・・・。大人の責任を感じるなぁ。絵は時に幻想的な描写。ズボラの表情が印象的。思わず、本当にズボラという弟子がいたのかどうかを調べた・・・。(笑)さすが、遠藤氏、風刺の中にユーモアを忘れてない!2013/05/18
mntmt
18
1985年初版。冒頭から、イエスさまが出て来て、びっくり。遠藤周作は、キリスト教徒だったのかな。ウィルコンさんの絵が目当てで読みました。2015/09/02
みずたま
11
ウィルコンさんの絵本を図書館で検索していて見つけた一冊。遠藤周作氏とのコラボ作品がどのような経緯で制作されたのか気になってネットでググったりして見たけど、特に見つからなくて残念。1985年初版の作品なので仕方なし。塾や習い事優先の子どもたち。忙しくて遊ぶ暇もないw 時代と共に子ども達の遊びも変化しているし、公園や外でもゲームをしている子どもを見たこともある。サンタの格好をしたキリストの架空の弟子"ズボラ"の見た子ども達の姿。ユーモアあり風刺ありのお話。ウィルコンさんのイラストがとても楽しい。2015/08/07
ナハチガル
9
立派な業績を残したスポーツ選手が若い頃に出したCDを見つけちゃったような感じ?スーパーマンやバットマンのパチモンみたいな絵も当時のおおらかだった時代ならではか。画風はいいですね。えーと、あとはもうネガティブなことしか書けなさそうなのでこのくらいにしておきます。C。2016/08/18