内容説明
１００年の歴史を刻み、磨きぬかれた伝統と格式を競う世界の超一流クラシック・ホテル。優雅な色調と贅をつくしたデザインでＶＩＰたちを至福の世界へ誘うプレジデンシャル・スイートの偉容。斬新なカメラワークで、ホテル建築美のすべてを再現した、わが国初めての決定版ホテル全集。本書は、豪華ホテルの魅力にとりつかれた岸川恵俊身が精魂こめて撮影したすばらしい写真による世界の一級ホテルの解説シリーズの第１巻にあたる。
目次
ホテル・ド・クリヨン
ロイヤル・クラブ・エビアン
ホテル・ルテチア
レ・プレ・ドゥジェニー
マリオット・プランス・ド・ガル・ホテル
ザ・ホテル・ド・パリ
ザ・ホテル・エルミタージュ
ル・モントルー・パレス
ザ・ロイヤル・クレッセント・ホテル
カローデン・ハウス・ホテル
ザ・サボイ
セント・ジェームズ・コート
カレドニアン・ホテル
ザ・ウィンザー・アン・オベロイ・ホテル
ザ・ハイアット・ホテル・キャンベラ
ザ・オリエンタル・バンコック
ザ・シェトラン・パレス・ホテル
ココ・パームズ・リゾート
ザ・ロイヤル・ハワイアン・ホテル
マリオッツ・カサ・マリーナ・リゾート
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
287
監修者の桐敷真次郎氏は建築家、写真はライフワークとして世界のホテルを取材するフォト・ジャーナリストの岸川惠俊。クリヨン（パリ）やサヴォイ（ロンドン）など世界の超高級ホテルを豊富な写真で紹介する。ハワイなどにあるリゾートホテルを別として、都市型のホテルはいずれも似ているといえば似ている。コンセプトが同じだからだろう。日常を超えた（これが日常という人たちもいるのだろうが）豪華さである。多くはホテルというよりは（ホテルが本来はそういうものでもあるのだろうが）絢爛豪華なバンケットルームを持つ。客室もスイートは⇒2025/04/16
misui
1
とにかく豪華で最初は面食らったが、よく見ると部屋ごとの目的やコンセプトに合わせたデザインで設えられていることがわかる。人が集まるロビーや食堂などホテルの顔になる部屋は華やかで、客室は幾分落ち着いたものになる傾向がある。ただ、自分はラウンジもロビーも喫茶室もほとんど区別がつかないというありさまなので、なにか一冊読んで補強したいところ。こと「クラシックホテル」ということなら新旧を調和させる工夫を見るのもいいかもしれない。その意味では馬車通路を中庭に改装したというのが歴史を感じさせて良かった。2010/08/19
