- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 絵画・作品集
- > 絵画・作品集(西洋)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
217
シュルレアリスムの画家として、もっともそのイメージにかなうのはエルンストをおいてない。ブルトンをはじめとした文学の領域のシュルレアリストたちとの交わりにおいてもそうだし、何よりも彼自身の絵がそれを物語っている。幾分かキリコを想わせる「キリストを折檻する聖処女マリア」、ダリ風の「炉の天使」、ピカソのような「草上の昼食」。しかし、それは全く逆で、すべてはエルンスト風のキリコであり、ダリであり、ピカソなのだ。そして、他の誰にも似ていない「雨後のヨーロッパ」。まことにエルンストは比類ないシュルレアリストであった。2013/02/24
のむ
3
不意にまた「非ユークリッド幾何学的蝿の飛翔に気を取られている男の顔」が見たくてたまらなくなったので、図書館で借りてきた。うーん、この絵は何度見ても新鮮な感情に満たされる。好き。「二人の娘が空を散歩する」もいいなあ。シュルレアリスムはいくつかの作家が好きなだけで知識はゼロなんだけど、ちゃんと調べてみたい。2017/10/13
marua
2
やっぱり画集は大きい判の本でみると迫力が違うなあ。コラージュ作品群の切り貼りの様子がうっすら感じ取ることが出来て、つい目を凝らしてしまう。「百頭女」、古本屋で探すか…?2024/01/12