内容説明
埴谷雄高の精神と思想を、最高の位相において、継承せんとする、若き哲学徒による清新な思考のプリズム。新たな思想の胎動を告げる、話題の評論集。
目次
最後からひとりめの読者による「埴谷雄高」論
註解『不合理ゆえに吾信ず』
存在と非在のための文学
感想・レビュー
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ユ-スケ
2
いやあ難解であった(とくに前半・・) ただ、著者の明晰さ、そして文章の上手さには脱帽だ 哲学と文学 その共通性と違いについて示唆的 後半の著者と埴谷の対談はケッサク 池田もだが、やはり埴谷の底抜けさに感服とともに笑いがこみ上げる2020/09/30
yoyogi kazuo
0
絶版になった処女作。冒頭の埴谷論はとにかく読みにくくて何が書いているのかまったくわからない。「不合理ゆえに我信ず」の註解も難解。二人の対談は気が合ってるのは分かるが何を話しているのかまったくわからない。でも好きな本。2025/06/02