黒檀

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黒檀

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  • サイズ B6判/ページ数 396,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309709666
  • NDC分類 989.86
  • Cコード C0397

出版社内容情報

ルポルタージュ文学の第一人者が、40年におよぶ取材をもとにアフリカ諸国の断片を鋭く切り取り、個人的な体験と庶民の視線から二十世紀後半のアフリカの本質をえぐりだす。本邦初訳。

内容説明

ポーランドの新聞・雑誌・通信社の特派員として世界各地を駆けめぐり、数々の傑作ルポルタージュを上梓した著者による、小説よりも奇なるアフリカ取材の集大成。数十万人が山刀で切り刻まれた大虐殺の要因を解説する「ルワンダ講義」や、現代アフリカ史上最も有名な独裁者の素顔に迫った「アミン」、アフリカ最大の青空市場の人間模様を描いた「オニチャの大穴」ほか、1958年にはじめて寒冷の地ヨーロッパから炎熱の地へと降り立った著者が、以後40年にわたってアフリカ各地を訪れ、住民と交わした生きた言葉をもとに綴った全29篇の文学的コラージュ。待望の本邦初訳。

目次

始まり、衝突、一九五八年のガーナ(ガーナ編)
クマシへの道(ガーナ編)
氏族の構造(ガーナ編)
ぼくは、白人だ(タンガニイカ編)
コブラの心臓(タンガニイカ/ウガンダ編)
氷の山のなかで(ウガンダ編)
ドクター・ドイル(タンガニイカ編)
ザンジバル(ケニア/タンガニイカ/ザンジバル編)
クーデター解析(ナイジェリア編)
ぼくの横町、一九六七年(ナイジェリア編)〔ほか〕

著者等紹介

カプシチンスキ,リシャルト[カプシチンスキ,リシャルト][Kapu´sci´nski,Ryszard]
1932‐2007。旧ポーランド領ピンスク生まれ。第二次世界大戦中に一家でワルシャワに逃れ、50年、日刊紙でジャーナリストとして働きはじめる。ワルシャワ大学卒業後は、日刊紙や週刊誌、国営ポーランド通信社の特派員として、アジア、アフリカ、中南米、中東諸国などを精力的に取材。中米のサッカー国際試合を契機とした戦争を取材した表題作を含むルポルタージュ集『サッカー戦争』(78)や、エチオピア革命を題材とした『皇帝ハイレ・セラシエ』(78)によって、世界的に名を知られるようになる

工藤幸雄[クドウユキオ]
1925年大連生まれ。東京大学仏文科卒業、インディアナ大学大学院修士課程中退。共同通信記者、ワルシャワ大学日本学科講師、多摩美大教授を務めた

阿部優子[アベユウコ]
1974年鹿児島県生まれ。東京外国語大学ロシヤ・東欧語学科ポーランド語専攻卒業、ワルシャワ大学ポーランド文献学部研究生を経て、東京外国語大学大学院地域文化研究科博士課程にてタンザニアのバントゥ諸語を研究、同課程修了(学術博士)

武井摩利[タケイマリ]
1959年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

100
歴史によって常に支配され、翻弄されたポーランド出身のジャーナリストによるアフリカの現状を語るルポタージュ。彼が「アフリカ人を無意識に物として扱う姿勢は失礼だ」と指摘する姿勢に誠実さを感じる。ウガンダの独裁者、アミンの記述にはゾッとなるが、それ以上に悍ましいのがルワンダの虐殺が英国と仏国同士の愛国心の鼓舞のために激化したという点だ。最近の出来事なのに詳しく、知ろうとしなかった自分への恥と大学でコンゴ出身の先生がアフリカの現状を話す時の内容と凪のような瞳の差はどうしてそうなったかを思うと申し訳なくて仕方ない。2017/08/28

zirou1984

44
世界は広い、自分が知っているよりずっとずっと深い。文学の魅力にはそうした未知の景色に触れられる驚きも含まれてるのだから、本作のようなルポタージュが文学全集に入ることも何らおかしいことじゃない。ポーランド出身という白人社会の弱者が世界の弱者であるアフリカ各地をつぶさに歩き、その灼熱も、笑顔も、独裁も貧困も全てが度を越したように巨大な大陸の光景を、その混沌をそのままに現前させる。断章的に書かれたそれはアフリカを決して一枚岩として見せることなく、その多様性、世界の広さの困難さによって胸を打ちのめしてくる。傑作!2017/08/16

ヘラジカ

21
29篇の断片からなる切れ切れのアフリカ大陸。それぞれの章は物足りなさを感じさせるくらいに短いが、その欠片の集合体は、膨大なアフリカの大地・文化・歴史をものの見事に浮かび上がらせている。作者自身が「文学的コラージュ」と称する、それぞれに関連のない記録を貼り合わせる手法。これによって、本来なら一人の人間では到底描き切れるはずのない「アフリカ」の輪郭がおぼろげにも現れる。大地の熱気や臭い、血まみれの政治と貧困、多種多様な部族との交流。著者の40年に亘って蓄積された経験を惜しげもなくバラバラに繋ぎ合わせた結果、そ2014/04/13

ぱせり

19
私の持つ価値観、常識は、絶対ではない。少なくとも、この世界では通用しないのだな。「アフリカは、アフリカ自体のために、アフリカ自体として、存在している。ほかのどこにも似ていない」という言葉をゆっくりと味わうように読んだこの一冊。アフリカは、容易に受け入れてはくれないが、ひとたび魅せられれば、きっとずっと追い求めずにいられなくなる世界なのだろう。 2015/12/04

taku

17
ああ、素晴らしい。観察の姿勢も記録の手法も「ルポルタージュの皇帝」と称されるのに相応しいと思う。アフリカの不幸と暗い影、それらを越えて“彼らの顔は、力強く、輝いている”と表現する。カプシチンスキ自身がアフリカと呼ばれる大地と、そこで暮らす人々に魅力を感じていたのだろう。惹き付けて離さない現実と文章の魔術。いつまでも読んでいたくなる。ああ、素晴らしいルポルタージュ。そして文学だ。2020/01/16

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