渋沢龍彦翻訳全集〈1〉

渋沢龍彦翻訳全集〈1〉

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  • サイズ A5判/ページ数 499p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309707310
  • NDC分類 908
  • Cコード C0398

内容説明

渋沢龍彦は翻訳を好んだ。学生時代にコクトーと向いあって以来、一字一句もおろそかにせず、平明で暢達な、みごとな日本語による訳書を発表していった。サド侯爵から小ロマン派、世紀末文学、シュルレアリスムから異端的ポルノグラフィー、美術書、魔術研究書にいたるまで、彼が選びとり、愛しつつ訳しつづけた書物の数々は、読者をたのしませ、鼓舞し、この国の知的・感覚的風土に大きな影響をおよぼしてきた。戦後翻訳史を拓いた画期的訳業、未発表・未収録を含む完全編年体翻訳全集、遂に成る!終生心血をそそぎ創作の母胎となった翻訳作品が築き上げる、独創的世界文学史。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りだもと

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高校生時代の文学的アイドルであった澁澤龍彦だが、その翻訳的仕事はあまり触れてこなかった。『大股びらき』の翻訳は、コクトオの美文と澁澤のナルシシズムが幸福な結婚を遂げていて、本を読む楽しさを思い出させてくれたのだが、肝心のサドの方は『ジュスティヌ』以外あまり興をそそられなかった。しかし、戦後まもなくの混乱の中でサドを翻訳するのは、並大抵のものではなかったのだろうなとその苦労が偲ばれる。2015/02/11

ピクシー

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※ジュスチィヌのみ読了。2010/09/01

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