感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
2
主に獄中ノートを中心にグラムシの思想構造を探ろうとしたもの。獄中に入る前の著作群はあらかじめ考察外に基本しているという。知識人論が中心になるが、知識人の中身について考察されているわけではなく、知識人のタイプ、所属する階級、時代によるグラムシの理論変遷を考察している。クローチェからの影響についても論じられるが、大衆と党との関係を論ずる党組織論の部分にはあまり惹かれなかった。ただグラムシの残したという膨大な獄中ノートについてはほとんど未見なので、その点には関心が芽生えた。2024/10/25
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- 和書
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