渋沢龍彦全集〈19〉

渋沢龍彦全集〈19〉

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  • サイズ A5判/ページ数 461p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309706696
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0395

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

∃.狂茶党

11
再び物語始めた澁澤龍彦。 用意周到に、様々なものを引用していく。 『E.T』が引用されるが、当時社会現象だったとはいえ、違和感が強い。 2025/03/14

梟をめぐる読書

10
まずは『ドラコニア綺譚集』。単独で読むと77年の『東西不思議物語』と同系列のエセーと受け取られがちだが、文献の渉猟からフィクションへの遊離を示してみせた例として、本作の試みは明らかに『唐草物語』の延長上にある。続く『ねむり姫』は、第二の小説作品集として数えられるものの「火山」「陽物」「征服」といった男性的なエレメントが支配的だった前作からは一転、「水」や「少女」に関連した女性的なモチーフが物語の多くを占めており、早くも作品世界の変貌を窺わせるものとなっている。小説家としての澁澤龍彦の発展を跡付ける一巻。2013/07/28

HANA

5
エッセイや小説と多岐に渡る内容だが、ドラコニア奇譚集が一番澁澤らしさが出ていた様に思う。エッセイの題材も澁澤好みで、知の迷宮を先導される感じを存分に味わうことができた。ねむり姫は小説集。幻想文学としてはそれなりだが矢張りエッセイの方が好みに合う。三島由紀夫については死後これだけの時間を経て、ようやく語った故人との思い出として興味深かった。2010/12/31

723

1
私も彼に関しては小説よりエッセイめいた作品の方が好き。眠り姫よりドラコニア綺譚集のほうが、相変わらずの、彼のペダントリーが発揮されていて楽しくよめた。特に箱の中の虫についてが可愛げがあって気に入った。こういうのはまさに彼の話の標本箱のなかのコレクションを見せてもらっているようで、私としてはそこに彼の少年性とか感性がかいまみえてすきなのです。2012/01/12

うち子

0
全集を集めるという趣味は、良いがまずいと思う。とても楽しかった。2013/06/23

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