出版社内容情報
世界にも類のない後期アルト-の集成、ついに完結。最後の著書として構想された『手先と責苦』を全訳。極限の思考と身体の結晶。
【著者紹介】
1896-1948年。「思考の不可能性」を思考するフランスの詩人。「残酷劇」を提唱する演劇人。西洋からの脱却を必死に試みて、後年、精神病院へと監禁される。激烈な生涯と『演劇とその分身』『ヘリオガバルス』等の著書によって巨大な影響を与え続けている。
内容説明
その思考を凝縮させた奇跡的な後期テクスト群をはじめて集成。生前のアルトーが「本」として構想していた最後の作品にして“残酷の演劇”の極限的な実践でもあった「アルトーのすべての作品のうち、もっとも電撃的であり、彼自身がもっともさらされた作品」=『手先と責苦』を全訳。世界でも稀有の集成、10年めに完結。
目次
手先と責苦(断片化;書簡;言礫)
著者等紹介
アルトー,アントナン[アルトー,アントナン] [Artaud,Antonin]
1896年9月4日、父アントワーヌ=ロワと母ユーフラジー・ナルバの長子として生まれる。5歳のとき、脳脊髄膜炎を患い、一命をとりとめる。1921年、俳優としてデビュー。1924年、ジャック・リヴィエールとの往復書簡発表。シュルレアリスム・グループに参加。27年に離脱。1932年、「残酷の演劇宣言」。34年、「ヘリオガバルス」。36年、メキシコに、37年、アイルランドへ旅し、そこからフランスに強制送還され、その後、46年まで精神病院に監禁される。48年3月4日、イヴリーの療養所にて死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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