内容説明
定子は桐壺更衣のモデル?藤壺は光源氏を愛していたのか?五年かけて全訳に挑んだ作家・角田光代と、注目の平安文学研究者・山本淳子が、『源氏物語』と紫式部、道長など現代の視点で、語り尽くす!
目次
第1章 『源氏物語』が今、語りかけてくるもの(『源氏物語』との出会い、訳すきっかけ;落ちこぼれ組でも読める訳に ほか)
第2章 『源氏物語』の書かれた時代(花山天皇から一条天皇へ―帝と后の純愛;アナーキーな花山天皇 ほか)
第3章 気になる登場人物、場面から『源氏物語』を読み解く(藤壺は光源氏を愛していたか;男性的な解釈がなされてきた ほか)
第4章 さらに『源氏物語』をめぐって(膨らませたい登場人物;「本音!紫の上」 ほか)
著者等紹介
角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の〓』で中央公論文芸賞、11年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、12年『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞、14年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞、21年『源氏物語』で読売文学賞(研究・翻訳賞)を受賞
山本淳子[ヤマモトジュンコ]
1960年金沢市生まれ。平安文学研究者。京都大学文学部卒業。高校教諭などを経て、99年京都大学大学院人間・環境学研究科修了、博士号取得(人間・環境学)。現在、京都先端科学大学国際学術研究院教授。2007年、『源氏物語の時代』でサントリー学芸賞、15年『平安人の心で「源氏物語」を読む』で古代歴史文化賞優秀作品賞受賞。各メディアで平安文学を解説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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buchipanda3
のり
S.U.
しい☆
rinakko