河出新書<br> いま読む『源氏物語』

個数:
電子版価格
¥891
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

河出新書
いま読む『源氏物語』

  • ウェブストアに5冊在庫がございます。(2025年05月01日 06時35分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784309631776
  • NDC分類 913.364
  • Cコード C0295

内容説明

定子は桐壺更衣のモデル?藤壺は光源氏を愛していたのか?五年かけて全訳に挑んだ作家・角田光代と、注目の平安文学研究者・山本淳子が、『源氏物語』と紫式部、道長など現代の視点で、語り尽くす!

目次

第1章 『源氏物語』が今、語りかけてくるもの(『源氏物語』との出会い、訳すきっかけ;落ちこぼれ組でも読める訳に ほか)
第2章 『源氏物語』の書かれた時代(花山天皇から一条天皇へ―帝と后の純愛;アナーキーな花山天皇 ほか)
第3章 気になる登場人物、場面から『源氏物語』を読み解く(藤壺は光源氏を愛していたか;男性的な解釈がなされてきた ほか)
第4章 さらに『源氏物語』をめぐって(膨らませたい登場人物;「本音!紫の上」 ほか)

著者等紹介

角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の〓』で中央公論文芸賞、11年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、12年『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞、14年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞、21年『源氏物語』で読売文学賞(研究・翻訳賞)を受賞

山本淳子[ヤマモトジュンコ]
1960年金沢市生まれ。平安文学研究者。京都大学文学部卒業。高校教諭などを経て、99年京都大学大学院人間・環境学研究科修了、博士号取得(人間・環境学)。現在、京都先端科学大学国際学術研究院教授。2007年、『源氏物語の時代』でサントリー学芸賞、15年『平安人の心で「源氏物語」を読む』で古代歴史文化賞優秀作品賞受賞。各メディアで平安文学を解説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

128
藤壺は#MeToo、薫コミュ障、浮舟意外にラスボス。 源氏の現代語訳し終えた女性作家と源氏女性研究者の対談。 今まで男性目線だったのが変わっていく予感2024/11/28

buchipanda3

94
研究者と現代語訳を完遂した作家の対談。創作の内側も含め興味深く読めた。角田さんは全訳後、小説が書けなくなったそうだ。執筆の観念が前と変わったとのこと。それほどの影響力。山本さんとの対話では登場人物一人一人(主役以外も)の多様な視点で追って物語の世界観を拡げていく。母親の目線もそうだが紫式部の成長と物語の変化を結び付ける観点が面白い。そして性別に関係なく「世」や「身」に縛られるままならなさは時代感が違えど現代もある。千年を越え現代も照らし出し、柔軟な解釈と意義を生み出し続ける懐の深さが源氏物語の魅力なのだ。2024/08/14

アキ

87
源氏物語を現代語訳した角田光代と源氏物語の研究者である山本淳子との対談。「源氏物語」を多面的に読み、当時の宮廷内の政治や一条天皇と2人の后との関係性、紫式部の人生と小説の内容との関わりなど、興味深い内容でした。特に印象に残ったのは昭和の男性研究者と、1990年代以降の女性の研究者で見方が異なること。いつの時代にも多様な読み方が出来るのは、紫式部が書いていない余白を残しているからなのかもしれません。源氏物語ほど研究され尽くしている小説はないのだが、読む人によって異なる読み方を許容してくれる小説でもある。2025/04/26

たま

80
角田光代さんと山本淳子さんの対談。お二人とも源氏に詳しく(当たり前か)、打てば響くような対談で面白かった。浮舟という人間をどう捉えるかが源氏の読みの一つの鍵だと思えるが、お二人とも繰り返し浮舟について語り合い、なるほどそう読めるのかと興味深かった。山本さんは角田さんの質問に答えて90年代あたりからの研究の変化についてさらっと語っていて、私としてはその辺をもう少し詳しく知りたいなと思った。山本さんのご本は『平安人の心で「源氏物語」を読む』のトピックを拾い読みしただけ、もう少しまとまったご本も読んでみたい。2024/12/12

さつき

58
小説家角田光代と研究者山本淳子の源氏物語についての対談。角田さんが源氏物語を訳した事は知っていて興味はありましたが、まだ読んではいません。てっきり作品のファンなのだろうと思っていたので、仕事を依頼されるまでは全編通して読んだ事が無かったということにまず驚きました。全然興味が無かった人だからこそ新鮮な視点があり固定観念にとらわれない訳ができるのかも。二人の話しは、私が気になっていた事や印象的な場面にも触れられていて、頷くばかり。面白かったです。2024/12/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22044358
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品