内容説明
「「あの人の話はいつも面白い」「いいネタ、持ってるなあ」…ラジオやテレビ、あなたの周りでも、面白いトークをする人っていますよね。私はこれまで放送作家として、いろんな方のトークの傍にいました。そこで考えたことをまとめたのがこの本です。なにかの役に立つかどうかはわかりませんが…でも、トークを楽しんでもらうことはできると思っています」―数多の才能を見出した作家が、ついにその術を皆伝。
目次
第1章 「面白いトーク」という呪縛
第2章 トークの構造
第3章 「つまらない」にはワケがある
第4章 トークの「切り口」
第5章 トークの「語り口」
第6章 「ニン」に合うトークとは?
第7章 トークの居場所
著者等紹介
藤井青銅[フジイセイドウ]
1955年生まれ。23歳で第一回「星新一ショートショートコンテスト」入賞後、作家・脚本家・放送作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホッパー
53
3人のフリートークを添削して、その結果を見るというコーナーが面白い。自分の普段の話も同じ観点で磨いてみよう。2024/04/07
りゅうのすけ
7
たくさんの方のレビューを見て読んで見ました。確かに参考になるところはたくさんありました。ただ自分ではなかなか消化できないような気がします。トークってそれぞれの人が…いろいろとあって面白いように思います。確かに人を引き付ける話をする方はこの本のように話されているかもです。2024/03/19
23歳男性
7
この本が出る前藤井青銅という人から話し方の本は出ていないのかなと調べたことがあったので待望の一冊が発表されたと一人興奮した。一度宙に放ってしまうと残ることのない喋りという対象を論理的に分かりやすく解説していく内容。著者の好きなトークの流れを解説する所。そしてつまらない話から学んでいく箇所が良かった。特にパブリックな場所ではP.89「すでにどこかのメディアで言われている意見はお墨付きなので、自分の考えを言わずに済む」という心理になりがちだなと、時事ネタを扱うとしても自分の意見を混ぜてみようと思った。2024/03/03
Kan
4
オチはなくていい。話す前に話の前提となる背景、そのストーリーが自分には見えているが相手には見えていないことをわかってしゃべること。2024/04/07
sekkey
4
自分のありふれた日常の出来事でも他人にとっては新鮮で面白い「トーク」に十分なり得る。臨場感やどうしてそうなったのかの理由も添えて話せば思いのほか盛り上がる「トーク」の出来上がり。著者の青銅さんは大御所の放送作家なのに、その語り口は謙虚で優しくユーモアに溢れ心地良く読み通せる。2024/03/03