河出新書<br> 古事記ワールド案内図

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河出新書
古事記ワールド案内図

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784309631646
  • NDC分類 913.2
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「古事記」の斬新な現代語訳で話題を集め、小説『ワカタケル』で同時代を描いた著者による、古事記入門書。取っつきにくいと思われがちな古事記を分かりやすく魅力的に案内する。

著者情報
1945年北海道生まれ。作家、詩人。著書に『スティル・ライフ』(芥川賞)、『マシアス・ギリの失脚』『花を運ぶ妹』『静かな大地』など。訳書に『カヴァフィス全詩』など。

内容説明

現代語訳と小説『ワカタケル』を手掛けた著者ならではの、広く掴むための古事記ワールド案内図。「『古事記』の場合は出発点からどんどん歩いていけば目的地に着けるというほど簡単でないのです。道は入り組んでいて、見るべきものは散らばっている。…それならばガイドブックがあればと思ったのです」(本書より)創世記、神々、地政学、天皇列伝、女たち、詩歌と歌謡など、難解と思われがちな古事記へ楽しく誘う、最強ガイドブック。

目次

第1章 入口での戸惑い
第2章 創世期
第3章 神々
第4章 地政学
第5章 天皇列伝
第6章 女たち
第7章 詩歌と歌謡
第8章 残った話題

著者等紹介

池澤夏樹[イケザワナツキ]
1945年、北海道生まれ。作家・詩人。88年『スティル・ライフ』で芥川賞、92年『母なる自然のおっぱい』で読売文学賞(随筆・紀行賞)、93年『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞、2010年「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」(11年に朝日賞)、20年「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」の編纂で毎日出版文化賞(企画部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

54
著者は以前、『日本文学全集』の『古事記』を現代語訳していて、本書は、古事記の全体を俯瞰するガイドブックと、その後の訳者の胸に兆した事柄の、落ち穂拾いも兼ねているという。『古事記』全体は、長くて読みにくいという読者にとっては、著者が大胆に摘まみ上げた抄訳本ともいえるもので、その成立事情や概要とともに、夥しい神名や人名を整理し、文学作品としての愉しみ方も教えてくれる。『古事記』とはどういう書物だろうか、少しでも近づきたいという希望を持つ向学の読者にとっては、文字通り『古事記ワールド案内図』ということになろう。2023/06/03

Yoshihiro Yamamoto

7
A 古事記にはたくさんの神様が登場するのでいつもこんがらがってしまい、最後まで読んだことがない。著者によると312柱の神様が登場するのだそうだ…どうりで!よく数えたものだと感心したが、その著者にして「国史である日本書紀と同時期になぜ古事記が書かれたのか?」が最大かつ根源的な謎なのだそうだ。「ホ(穂・稲)」が付く神様の名前のことや、恋愛の歌で詠まれた地名が勢力範囲を表しているという考え、三韓征伐に向かったのは、北では稲が取れなかったため、など興味深く読んだ。そして何より、古事記再トライに誘う案内図だった。2023/08/05

SAT(M)

6
少し前まで読んでいた家畜人ヤプーに、古事記のパロデイがたくさん出てきたのですが元ネタをあまり知らなかったので勉強しようと。神話と聞くと、その裏にある寓意やメッセージなどを読み解こうと身構えてしまいますが、どうやらそういう類の物語ではなさそう。本筋というものを持たない雑多な話と見えてしまうのですが、子供の頃に何か物語を作ろうとするとこんな感じじゃなかったろうか。「起承転結をつけろ」的な強迫観念に毒される以前、何にも制約されずに作られ語られた、無邪気なプリミティブな創造性の集合体なんだろうな。2023/12/02

まさにい

6
文庫版古事記を読むための参考書として購入。良かった。古事記を読もうと思ったのは、憲法の信教の自由が、もともとは、欧米の考え方(一神教的)を元に規定されていたから。では、多神教たる日本ではどのように考えるのがいいのかを探るためっだった。つまり宗教に関する寛容性をどのように捉えるべきか、からだった。古事記で不思議だったのは、大国主の国譲り。この点、この本を読んで、大国主は1人の名称ではなく、有力地方豪族の総称であると言うことが判る。なるほどなぁ、また、中・下については同著書の古事記をみて初めてその内容を知る。2023/10/14

5
著者による古事記の面白さの紹介でありながら、分析の巧みさも堪能できる。神々、地政学、天皇、詩歌……という章立てで、古事記というとっつきにくそうな素材を複数の視点から解説している。翻訳者が翻訳するにあたって、原作をどのように解剖しているかも垣間見え、興味深い。2023/10/06

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