出版社内容情報
並木 浩一[ナミキ コウイチ]
著・文・その他
奥泉 光[オクイズミ ヒカル]
著・文・その他
内容説明
小説のように自由に批評し、思想書のように挑発する―。旧約聖書とはどんな書物なのか。その世界はあらかじめ神からの絶対的な答えが用意されているようなものではない。人間はただ神に従うのではないし、そこには“対話”がある。問いかけ、働きかける姿勢があれば、驚くほど面白くなってくるテクストなのだ。旧約聖書研究のプロとその下で学んだ異才の小説家が繰り広げる“対話”に誘われ、旧約聖書の世界がほんとうにわかる!
目次
第1部 旧約聖書とその時代(世界を創造する神;旧約聖書はどんな書物なのか ほか)
第2部 創造と、文明批判の伝統(神による世界の維持と文明の抵抗;自己拡張を図る文明と神のリアクション ほか)
第3部 神と人間(行動を考え直す神;人のとりなしに耳を傾ける神 ほか)
第4部 ヨブ記を読む(水準の高いテクスト;序曲 理不尽な苦難と従順なヨブ ほか)
著者等紹介
並木浩一[ナミキコウイチ]
1935年、神奈川県生まれ。東京教育大学大学院博士課程単位取得。国際基督教大学名誉教授。元・日本旧約学会会長
奥泉光[オクイズミヒカル]
1956年、山形県生まれ。国際基督教大学大学院比較文化研究科修了。作家。近畿大学文芸学部教授。『ノヴァーリスの引用』(野間文芸新人賞)、『石の来歴』(芥川賞)、『神器』(野間文芸賞)、『東京自叙伝』(谷崎潤一郎賞)、『雪の階』(毎日出版文化賞、柴田錬三郎賞)など、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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