出版社内容情報
近代国家・日本の成立と軌跡はどのようなことばに彩られているか。膨大な文字資料を一皮むくことで立ち上がる新たな近代史のすがた。
今野 真二[コンノ シンジ]
著・文・その他
内容説明
蘭書の翻訳、ジョン万次郎の英会話教本、ペリー来航、日米和親条約、遣欧使節団、博覧会、富岡製糸場、憲法発布、条約改正、さまざまな改良運動、日清戦争、日露戦争、大正デモクラシー…近代国家・日本の成立と軌跡はどのようなことばに彩られているのか。どういう語が使われ、どういう「語り口」がなされてきたか。膨大な文字資料を一皮むくことで立ち上がってくる新たな日本近代史のすがた。
目次
第1章 幕末の動乱と開国
第2章 幕末の科学技術から明治の殖産興業へ
第3章 立憲国家の成立
第4章 不平等条約改正とさまざまな改良運動
第5章 日清戦争
第6章 日露戦争
第7章 明治から大正へ
著者等紹介
今野真二[コンノシンジ]
1958年、神奈川県生まれ。早稲田大学大学院博士課程後期退学。高知大学助教授を経て、清泉女子大学教授。日本語学専攻。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Book Lover Mr.Garakuta
5
★4点位:面白いけど少し難解、難しくて理解に苦しむ面も、多々ある。2019/03/08
フラボノ
2
大正時代好きなので読んだ。 全7章で大正時代はラスト7章目のみ、しかものちの時代である大正時代を通じて明治時代を見つめ直すという視点なのでなおさら大正時代に割かれる文字数は少ない。 そういう意味では残念だったけど、幕末面白いし、明治時代も日清・日露戦争があったからね、しょうがないね。 当時の日本を第三者、外国人の日記から知るという試みは面白かった。2024/05/16
con
1
黒船来航の際、何語でコミュニケーションが行われたのか、など興味深い内容が具体的な史料に基づいて説明されている。 歴史上の出来事を史料の記載に基づいて見ていく本。2023/07/25