河出ブックス
世界を読み解くためのギリシア・ローマ神話入門

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309624952
  • NDC分類 164.31
  • Cコード C0314

出版社内容情報

AmazonもNIKEもスターバックスも。現代に息づくギリシア・ローマ神話のイメージを探り、その魅力を語る画期的な入門書。

庄子 大亮[ショウジ ダイスケ]
1975年生まれ。専門は西洋古代史・西洋神話研究。現在、関西大学、佛教大学などの非常勤講師。著書に『アトランティス・ミステリー プラトンは何を伝えたかったのか』がある。

内容説明

女に目がない天空の最高神、我が子を食らう狂気の神、海に落ちた男根から産まれた女神、忠告を無視して海に墜落した男…。今もなお色あせない、神々と人間たちの奇想天外なドラマ。そのイメージは地名、企業名、商品名、人名、アニメやゲームに姿を変え、生活の中にあふれている。誕生から三〇〇〇年の時を経て受け継がれる魅力とは何か。基本事項をなぞりながら、現代に息づく神話を読み解く。

目次

第1章 神話は生き続ける
第2章 ギリシア・ローマ神話とは何か
第3章 世界・神々・人間の成り立ち
第4章 神々の世界(一)オリュンポスの一二神
第5章 神々の世界(二)他の主な神々
第6章 英雄と怪物
第7章 トロイア戦争とローマの起源
第8章 愛憎の物語
終章 時を越えるギリシア・ローマ神話

著者等紹介

庄子大亮[ショウジダイスケ]
1975年、秋田県生まれ。西洋古代史・西洋神話研究者。京都大学大学院文学研究科博士課程指導認定退学。2007年、博士号(文学)取得。現在、関西大学、佛教大学などの非常勤講師を務める。本来の専門は西洋古代史だが、西洋の神話の意味や、後世への影響などに広く関心をもって研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遊未

6
いよいよギリシア・ローマ神話を取り入れたアニメ、ゲーム世代が研究者になられてきたなあ、と感慨深いものがありました。そういった面も含めてシャンゼリゼ通りやイージス艦や知らなかった語源もあり、人名についてもかなり述べられています。基本的な内容が多いですが、持っていたい一冊ではあります。2021/11/17

クサバナリスト

6
里中真智子の『マンガ ギリシャ神話』を読んでたので分かりやすかったが、本書のみだと入門書としては辛い。掲載の神々の家系図ももっと分かりやすいものが良かった(結構、簡略されている)。話が進むにつれて、誰が誰と親子なのか恋人なのか分からなくなってくる。他のかたが感想で書かれたように、巻末の一覧表はなかなかのものである。2016/08/11

tieckP(ティークP)

4
入門的な面白さと学者としての正確さのバランスがとても良い本で、大学生くらいで、その後いろんな作品に出てくるだろうギリシア・ローマ神話の知識を踏まえておこうという用途に完全に合っている。若者が知っていそうなブランド名やサブカルチャーへの(特に名称的な)影響をこれでもかと詰め込むと同時に、それぞれの神や英雄、怪物のエピソードもときに原典を示しながらコンパクトにまとめ、あいだではなぜ神話が今でも読まれるのかというメタ的な考察もしている。神や英雄の名前を一般に知られているものにするなど柔軟さもあるので読みやすい。2019/10/12

乱読家 護る会支持!

3
NIKEの社名(勝利の神ニケより)、スターバックスのシンボルマーク(人魚セイレーン)、ヨーロッパ(神話の地名エウロペ)、シャンゼリゼ(神話に出てくる楽園)、モナコ(神話の地名モノイコス)、アマゾン、月の名前、など、世界の文化文明に影響を与え続けているギリシア神話。太古から口述で伝え続けられた物語。一神教のキリスト教拡大後も「ギリシアの神々は、死後に祟められた太古の偉人や権利者。つまり人間だから唯一神と矛盾しない」と考えられ、神話は残った。では、キリスト教がくる前は、どのようなギリシア宗教だったのか?2016/10/05

M

2
本書には私達の身近な世界にも隠れた所に神話の存在があることを紹介しており、現代にもその影響力が残り引き継がれている神話の永続的な力には驚きを禁じ得ない。特に、巻末にはその詳細が記されており、ギリシャ文化は西洋文化の母胎と評される理由も頷ける。2019/04/01

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