出版社内容情報
死者への手紙、ミイラ、ツタンカーメン王墓……他の文明や日本との比較もまじえながら、その独特な死生観・来世観を読み解く。
大城 道則[オオシロ ミチノリ]
著・文・その他
内容説明
ミイラ、ピラミッド、ツタンカーメン、極彩色に彩られた壁画や巨大な石造りの神殿…古代エジプトから連想するあらゆるものに「死のイメージ」はついて回る。古代エジプト人たちは「死」をどのように捉え、どのように受け入れていたのであろうか―。日本をはじめとする他の文化・文明との比較によって、古代エジプトの死生観・来世観の独創性を浮かび上がらせる。
目次
第1章 冥界への扉としてのナイル河(自然地形からみた境界線―河・山・坂・洞窟・辻;人工的な境界線―橋・神殿・門;死者と生者の境界線と不滅の魂)
第2章 ミイラにみる宗教観・信仰心の芽生え(古代エジプト人の信仰心の発展;ミイラの作り方とカノポス壷;王の墓としてのピラミッド)
第3章 神話と宗教文書にみる古代エジプトの神々の世界(創世神話と多神教世界;宗教文書と文学作品の中の死;死者の王オシリス神とオシリス神話)
第4章 化粧と装身具からみた来世観(化粧と女性とタトゥー;王笏と指輪と鏡が持つ意味;アミュレットの役割)
第5章 ツタンカーメン王墓は何を語るのか(「永遠の家」に描かれた開口の儀礼;ツタンカーメン王墓出土の副葬品;ツタンカーメンのサンダル)
著者等紹介
大城道則[オオシロミチノリ]
1968年、兵庫県生まれ。英国バーミンガム大学大学院古代史・考古学科エジプト学専攻修了。現在、駒澤大学文学部教授(古代エジプト史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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