出版社内容情報
なぜこんなにも「世代論」が語られるのか。大正青年から脱ゆとりまで、「世代」をとおして明治後期以降を通覧する画期的日本社会論。
【著者紹介】
1962年、茨城県生まれ。評論家。歯科医の傍ら、近代日本の文化史・思想史から、文芸評論や現代社会論まで、幅広く執筆活動を行っている。『日本SF精神史』(河出ブックス)で日本SF大賞・星雲賞ダブル受賞。
内容説明
「まったく、今どきの若者は…」私たちが厭きもせず繰り返してきたその言葉。なぜ日本人はこんなにも世代論を語りたがるのか―。大正青年から、昭和一桁、焼け跡、団塊、シラケ、バブル、新人類、ロスジェネ、ゆとり、脱ゆとりまで…若者たちと、彼らをとらえる大人たちの目線をめぐる100年の物語を活写。「世代」をとおして明治後期以降を通覧する画期的な日本社会論である。
目次
序章 「世代」は社会を揺るがす
第1章 「大正青年」―軽い若者と厳格な父
第2章 階層、党派、地域の格差―「世代論」以前の時代
第3章 大正生まれから焼け跡まで―戦前・戦中・戦後という断層
第4章 「戦後」という言葉が生きていた時代―二度の安保闘争と高度経済成長
第5章 シラケ世代―一億総中流時代の若者たち
第6章 バブルな経済とオタクな文化
第7章 「決められない」九〇年代と「決めつける」ゼロ年代
著者等紹介
長山靖生[ナガヤマヤスオ]
1962年、茨城県生まれ。評論家。歯学博士。歯科医の傍ら、近代日本の文化史・思想史から、文芸評論や現代社会論まで、幅広く執筆活動を行っている。著書に、『日本SF精神史』(日本SF大賞・星雲賞、河出ブックス)、『戦後SF事件史』(河出ブックス)、『偽史冒険世界』(大衆文学研究賞、ちくま文庫)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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