出版社内容情報
格差社会論の決定版! 様々なデータを駆使し、各年代を象徴する出来事を交えつつ、敗戦直後からの格差と階級構造の歴史的変遷を描く
日本社会はいかにして、現在のようなかたちになったのか――。格差拡大は1980年代に始まり現在も続いている巨大なトレンドであることを実証的に示し、根拠なき格差論議に終止符を打った現代社会論の基本文献。
東日本大震災後、もはや避けては通れない「地域間格差」の戦後史、さらには「若者の貧困」「主婦の変質」をめぐる章を追加した大増補版。
【著者紹介】
1959年生まれ。早稲田大学人間科学学術院教授(社会学)。データを駆使して日本社会の階級構造を浮き彫りにする。『階級都市』『階級社会』『新しい階級社会 新しい階級闘争』など。
内容説明
日本社会はいかにして、現在のようなかたちになったのか―格差拡大は1980年代に始まり現在も続いている巨大なトレンドであることを実証的に示し、根拠なき格差論議に終止符を打った現代社会論の基本文献。東日本大震災後、もはや避けては通れない「地域間格差」の戦後史、さらには「若者の貧困」「主婦の変質」をめぐる章を追加した大増補版。
目次
舞台装置は階級構造―「フィガロの結婚」と「天国と地獄」をめぐって
格差をどうとらえるか
格差縮小から格差拡大へ―戦後日本のメガトレンド
貧しさからの出発―敗戦から一九五〇年まで
「もはや戦後ではない」―一九五〇年代
青春時代の格差社会―一九六〇年代
「一億総中流」のなかの格差―一九七〇年代
格差拡大の始まり―一九八〇年代
日本社会の再編成―一九九〇年代
新しい階級社会の形成―二〇〇〇年代
地域間格差の戦後史
戦後史のなかの若者の貧困
戦後史のなかの主婦―特権から清貧へ
著者等紹介
橋本健二[ハシモトケンジ]
1959年、石川県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在、早稲田大学人間科学学術院教授(社会学)。データを駆使して日本社会の階級構造を浮き彫りにする。また、趣味と研究を兼ねて「居酒屋考現学」を提唱(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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