河出ブックス<br> 原発と原爆―「核」の戦後精神史

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河出ブックス
原発と原爆―「核」の戦後精神史

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309624341
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0395

内容説明

戦後の日本が世界中の人々に本当に伝えるべきこと、それは、被爆=被曝の体験から生まれた文化、原子力による被害の文化である―。ゴジラと放射能恐怖映画から、鉄腕アトム、広瀬隆『東京に原発を!』、吉本隆明『「反核」異論』、黒澤映画『生きものの記録』、『はだしのゲン』、『長崎の鐘』、『風の谷のナウシカ』、『AKIRA』、「原発文学」の数々まで、さまざまな文化現象を世相に重ね合わせながら読み解き、原発と原爆(=「核」)をめぐる時代精神を浮き彫りにする。3・11の破局にいたるまで、私たちはいったい何をしていたのだろうか…。

目次

第1章 ゴジラと放射能の恐怖(集合的無意識としての怪獣ゴジラ;怪獣と放射能 ほか)
第2章 アトムと原子力の平和利用(アトム・コバルト・ウラン;原子力の平和利用としての「アトム」 ほか)
第3章 ナウシカとAKIRAの戦後世界(アトムを擁護する;戦後の原子力研究 ほか)
第4章 「原発」の文学史(ゴジラの復活;ゴジラは二度死ぬ ほか)

著者等紹介

川村湊[カワムラミナト]
1951年、北海道生まれ。文芸評論家。法政大学国際文化学部教授。著書に、『牛頭天王と蘇民将来伝説』(読売文学賞)、『南洋・樺太の日本文学』(平林たい子文学賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mochizo

3
確かに、原爆が「ゴジラ」で原発が「鉄腕アトム」という発想。中々面白い視点ですね。日本は、この2つの「核装置」をどう取り扱っているかを考えたのが戦後の時代だったのでしょうかね。文学的にもこの面が露われているのがわかった内容の本でした。2019/09/19

mugi

1
あとがきによると、前半は2000年に書いた記事の焼き直しであるとのことだが、後半部のほうが、断然おもしろかった。前半は、手塚治虫にしても宮崎駿にしても、贔屓の作家を否定しきれないでいる曖昧さがめだった。永井隆についても解釈は凡庸だった。震災後の書き下ろしの後半部も、作品の批評そのものが成功しているとは思われない。しかし、作品を使って原発批判をしていく弁舌は厳しくて、小気味良かった。原発は、今日でさえなお、呪術的な何かに頼らずにはいられないほど、人間のコントロール能力を大きく上回るものである、本当は私たちは2012/03/12

やま

0
再読。講習の準備。2018/08/09

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