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河出ブックス
教養としての世界宗教事件史

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309624211
  • NDC分類 162
  • Cコード C0314

内容説明

グローバル化の時代、いまや宗教を無視しては現代世界を語ることができなくなっている。そんななか、いかにして宗教についての教養を深めていけばよいのだろうか。洞窟壁画、ピラミッド建設、仏教の結集、十字軍とジハード、モンゴルの世界進出、宗教改革、聖母マリア出現、文化大学命、イラン革命…24の最重要事件を取り上げながら、人類と宗教のかかわりを今日的な視点からダイナミックに描く、現代人必読の世界宗教入門。

目次

人類はいったいいつ宗教をもったのか
壁画が物語る宗教の発生
謎に満ちた巨大ピラミッドの建設
ゾロアスター教が後世に多大な影響を与える
一神教が誕生し、偶像崇拝が禁止される
老子、釈迦になる
結集から、仏教の歩みがはじまる
パウロとアウグスティヌスの回心が、キリス教という宗教を生む
三蔵法師、天竺を旅する
ムハンマド、メディナに逃れる〔ほか〕

著者等紹介

島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年、東京都生まれ。宗教学者。文筆家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。日本女子大学教授などを経て、現在、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員。宗教現象を中心に、幅広い視野から現代社会のありようを問う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nizimasu

5
島田先生の真骨頂はこうした網羅的な宗教の解説。ラスコーの洞窟壁画から最近のイラン革命まで一つの線で描いていく。そこには世界史とか日本史とは違うもっとグローバルな宗教的な思想のうねりみたいなものがダイナミックに感じられる。もともと書き手が淡白な文章だから物足りなく感じる人もいるかもしれないけどむしろ偏見がない分、すっと読めるのが良いところだ。2013/12/12

ととろ

5
最初に読むべき世界宗教史の教科書に推薦したい。24の宗教事件を通して、原始宗教から始まる世界宗教の歴史を現代に到るまで紹介します。本書の特徴は、ある宗教と他の宗教との関係、宗教以外の事件との関係も含めて、世界史の全体像を把握できるように書かれていることです。本書を読んでおけば、個々の宗教を学ぶ際にも全体像を描きながら学ぶことができるでしょう。幅広く世界宗教の知識を必要としている方に、是非オススメしたい一冊です。2010/10/13

りょちみ

3
世界史上の宗教的出来事を解説。なぜその事件が起こったのか、その結果後世や周辺国にどのような影響を与えたのか。モンゴルの世界征服によるユーラシアという概念の発生や西方東方での原理主義の勃興、またイギリス国教会の独立など、あまり注目されないようなトピックが興味深い。事件が時系列になっており読みやすい。現在のイスラム教のテロを考える上で、十字軍から遡ってキリストとの対立を考えることは重要だと思う。改めて宗教と世界史の重要性を感じた。2018/01/17

銀鈴

2
宗教を軸にして歴史を見ると、暗記してただけの事件と事件の間に連続性が見えてきて面白い。歴史に詳しい人には物足りないかもしれないが、私にはちょうど良かった。日本版も読みたい。2013/02/03

noko

1
時系列になっていて、世界でどんな宗教が起こり、そして衰退していったかをまとめている。世界史で習った事柄も出てきたりするので、懐かしさもあった。日本人は一神教と多神教を分けて考え、相容れないものと捉えがちだが、善悪二元論の方が、世界の宗教を分ける上では重要なのかも。マニ教は闇は物質的な物と考えていて現世を拒否しているので、禁欲が説かれる。しかも悟りがなく禁欲も終わりもないから辛い宗教で、今は殆ど信者がいない。ローマ帝国分裂から、カトリックと東方教会が分かれ、お互いを破門するまでに至った事なども思い出した。2019/12/01

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