14歳の世渡り術<br> ぼっち現代文―わかり合えない私たちのための“読解力”入門

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14歳の世渡り術
ぼっち現代文―わかり合えない私たちのための“読解力”入門

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  • サイズ 46判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309617589
  • NDC分類 817.5
  • Cコード C0395

内容説明

Q「この時の登場人物の気持ちを答えなさい」に正解はあるの?他人の心なのに…。自身も人間関係に悩む経験をもつ現代文講師が、詩、評論、童話、小説等10作品の読み解き方と「だれかとわかり合う」ことを考える。

目次

第1章 わかり合えない二人―心情を考える1 『おにたのぼうし』あまんきみこ
第2章 人の気持ちって…―心情を考える2 『走れメロス』太宰治
第3章 本当の友情とは―主語と述語 『友情を哲学する―七人の哲学者たちの友情観』戸谷洋志
第4章 対話って難しい―言葉の知識を増やす 『対話の技法』納富信留
第5章 親子という他者―表現の工夫 「子供」石垣りん
第6章 ひとりぼっちの「私」―接続表現 「私は思考する、故に、私は存在する」ルネ・デカルト
第7章 伝えきれない思い―指示語 『まとまらない言葉を生きる』荒井裕樹
第8章 わたしを消さないで―メッセージを読む 『ヒロシマの歌』今西祐行
第9章 その声は、誰の声ですか―経験と感想 『彼女の「正しい」名前とは何か』岡真理
第10章 無言を胸に―文章を読むということ 『なめとこ山の熊』宮沢賢治

著者等紹介

小池陽慈[コイケヨウジ]
執筆業、予備校講師。2002年早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。同年、早稲田大学大学院教育学研究科修士課程入学(後に中途退学)。2022年春より、放送大学大学院修士課程に在籍。大学受験予備校河合塾で現代文の講師を担当しながら、書き仕事にも従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

53
14歳の世渡り術シリーズ。このシリーズは、誰が読んでも意義のあるシリーズだと思う。一つの文章があり、それを、読み取ること。簡単なようであって、簡単でないことが多いと思っている。前後の文章だけでなく、書いた人、読んでいる自分自身の持っている背景・素養・指向性・意図などが、複雑に絡む。数多くの文章に触れることもあるが、ここで示されたように、じっくりと考えてみる時間も必要だ。2025/02/06

だてこ

16
面白かった!色々な作品を取り上げながら、人と人が分かりあうことについて考える本。9章の「他者の心情を他者になりかわって代弁したつもりになるが、それは自分の思いを他者に勝手に投影しているに過ぎない。しかも、そのことによって、他者の本当の思いを封じ込めてしまう可能性すらある。」が心に残った。相手を理解しようとすることは大切だけれど、決してすべてを理解することは出来ないことを知っておくことも大切だよね。2024/01/03

のっち

12
☆☆☆★ こちらは「14歳の世渡りシリーズ」の現代文編。著者も小池先生ということで期待値も高かったが、やはり全10章に渡る構成が素晴らしいと感じた。正直最初は中学生向けの読書入門かと甘く見ていたが特に第9章、この内容には深く考えさせられるものがあった。我々は相手の表情や態度、また小説であれば情景描写などから他人の気持ちを推測する。しかし、その推測した人の気持ちというのは、果たして正しいものなのだろうか?文化が違えばまた論理も異なるように、我々はあまりにも勝手な推測に頼った行動を起こしていないだろうか?2024/10/23

なま

11
★4.4 『おにたのぼうし』『走れメロス』『まとまらない言葉を生きる』『彼女の「正しい」名前とは何か』などを使い読解力を磨く。ブックリスト的でもある。タイトルに【わかり合えない私たち】とある様に、人の心情は「喜び」という感情だけでは割合なんで不確定。人との関わりが難しいながらも芯を貫くのは【人と分かりあいたい】という思い。思いの一端を示し、代弁という暴力に気づかせ、無意味に意味の可能性を探らせる。読解介助が親切だが、私の方も様々な事に敏感でありたい。2025/01/11

AyaZ

7
最近の文学研究のキーワードなのだろうか、自分と他者の関係に注目して作品を読んでいくための方法が書いてある本。14歳の世渡り術というシリーズのうちの一つなので、かなり平易に書かれていて良い。結局人間とは1人なのだろうが、わかり合えないからこそ考える、ということだろうか。それぞれの章が、最後には組み合わされて一つの流れになるところも、読者にとっては嬉しい。2024/01/21

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