内容説明
宇宙での最先端の生命探査では、どんな“生物”を探している?私たちは、宇宙に無数いる生命の中の“地球生命”という1つの種類なのかもしれない!?「第2の地球」探査で活躍する注目の科学者がおくる宇宙と生命の最前線がわかる最高のガイドブック!
目次
1 人類は宇宙をどう考えてきた?―惑星を探査する(天文学の誕生と宇宙観の変化;太陽系から太陽系外へ;ケプラー宇宙望遠鏡の誕生)
2 人類は生命をどう考えてきた?―地球生命を見つめ直す(生物学の誕生と生命観の変化;生命とは何か?;宇宙生命を考えるヒント)
3 宇宙には、私たち以外にも生命が存在する?―地球外生命を探査する(地球外生命を探す;系外惑星の観測から何がわかるの?;第2の地球を写す)
著者等紹介
松尾太郎[マツオタロウ]
2008年、名古屋大学博士後期課程修了。その後、NASAジェット推進研究所でウェスリー・トラウブ博士に師事した後、国立天文台、京都大学、大阪大学、NASAエイムズ研究センターを経て、現在、名古屋大学准教授。専門は、太陽系外惑星の大気を分光する手法や技術の開発。欧米での「生命を宿す惑星」を探査するための宇宙望遠鏡の開発に参加するかたわら、光合成生物の進化の研究にも取り組む。宇宙からの視点を通して、生命の普遍的な性質の理解を目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まーくん
87
宇宙という視点から「生命とは何か?」を考える。その準備として、天文学の進歩の歴史と20世紀末になって、漸く発見に至った系外惑星の探査手法についてを解説。更に、生物学の進歩、遺伝や進化論、DNA、セントラルドグマなどについて解説。生命の鍵は「共通性と多様性」だと言う。我々が唯一知っているのは地球に生息する、共通の祖先から進化した「地球生命」だけ、「宇宙生命」の探査で「地球外生命」を知ることにより生命の本質に迫れるのでは?そのために太陽系の外にある系外惑星の中から第二の地球を探す。⇒2024/01/12
夜郎自大
7
高くて広い目線で書かれた良い書物でした。 宇宙生命を探索することで、地球の生命に対する考え方、地球における人類のあり方などの概念が変わってくるかもしれない。人類が地球環境に対して謙虚に共存するような生命観が生まれてくることを望みたい。2024/10/01
乱読家 護る会支持!
5
ウルトラマンを見て育った僕は、宇宙人は沢山いて、時々地球を征服しにやってくる、、、、という感覚が、心のどこかに眠っています。 でも、広大な宇宙でも、生命が誕生した惑星はほんのわずかで(というか、今のところ地球以外にはなし)、我々ば偶然というキセキの積み重ねの生きている。 お互い一人一人がキセキで、貴方と私がここで巡り合ったこともキセキ。 キセキを大切にしたいですね。 (と、時にはお花畑的な感想を書いてみるw)2024/04/16
takao
1
ふむ2024/07/15