内容説明
「神さまお願い!」誰もが一度は祈ったことがあるはずだ。でも、神は本当にいるのだろうか??仏教、キリスト教、イスラム教の三大宗教を軸に、“信仰とは何か”というテーマに迫る。オウム事件のドキュメンタリーを撮った映画監督が、宗教と戦争、カルトの問題にまで踏み込んだ、書き下ろし最新作。
目次
第1章 宗教ってなに?
第2章 仏教―悩み多き王子・ブッダを開祖とする最も古い世界宗教
第3章 キリスト教―神の子・イエスを開祖とする世界最多の信者数を誇る宗教
第4章 イスラム教―預言者ムハンマドを開祖とする最も新しい世界宗教
第5章 危険と隣り合わせの宗教
終章 神さまは存在するの?
著者等紹介
森達也[モリタツヤ]
1956年広島県生まれ。テレビディレクター、映画監督、作家。98年、オウム真理教を扱った自主制作ドキュメンタリー映画『A』を発表。2001年、続編の『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭にて審査員特別賞、市民賞をダブル受賞し高い評価を受ける。現在は紙媒体での執筆を中心に活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
75
ちゃんとわかる消費税 裏紹介 フロイトは「神は人間がつくったもの」と紹介され、徹底的な無神論者と紹介…。うーん、この程度で本当に無神論者なのか?と疑いたくなる。私自身もフロイトみたいに神様のことを考えているところがありますし、普通のことでは? 進化論を交えた人知を超えた力(生命の神秘とでもいうべきか)という意見も紹介。たしかにワサビの成分とか胃液による胃潰瘍とか生物の妙な部分は進化論で説明しきれませんね。やはり進化論の神様というヤツか? アニミズムと無神論の間で揺れ動いてゆく…。 2021/10/30
なつき
6
【はしプロ思想ヤングコーナー23】『神さまってなに?(14歳の世渡り術シリーズ)』読了。このシリーズは信頼してるんで今回も期待したんだけど、やはりよかったです。オウム真理教についてのドキュメンタリー映画を撮ったというちょっと異色の経歴のかたの、宗教論そして三大宗教の概論、でした。2017/10/05
mizuki
5
学生時代の友達に、プラスのオーラを放つ子がいた。口に出す言葉には迷いや不安がなくて、少し怖いくらいだった。その子は聖書を読んでいて、そこで学んだことのおかげで今の自分があると言う。 宗教ってなんだろう。 漠然と怖いと思っていたが、友達のことにより、宗教についてもう一度学んでみることにした。 宗教を考える上で大切なのは、神についての理解。見たこともない神を多くの人が信じ、その神の教えを守るのは、死への恐怖からの解放と、自身が愛し赦されていることを知ること。ああそうだったのか、と幾度も思える本でした。2017/03/20
貧家ピー
4
「14歳の世渡り術」シリーズの1冊、中学生以上大人まで。 仏教・キリスト教・イスラム教を成り立ち教義の基礎を学べる。死ぬことを知ってしまった人間が、考えに考えた末に出会ったのが神であり宗教。 宗教と権力が結びつく危険を知っておくのは重要だ。 2017/03/10
スノーシェルター
4
非常にわかりやすかった♪神様は結局目にみえない。自分が何を信じるか。でも読んでよかったわ。2011/08/25