内容説明
バブルがはじけ、ベルリンの壁が崩壊した一九八九年、棋界もまた稀に見る激動を体験する。大山会長が退陣し、羽生が頂点に踊り出た。棋界の地殻変動はいよいよここに本格化する。その大巨人と超新星が生涯に一度だけ戦った本当の「勝負将棋」とは?そこで放たれた最高級の名手とは?その他、天才・加藤の史上最大級の痛ましいポカ、降級点を食らった棋士をおちょくる関西の強面など、将棋ファンならぜひとも記憶にとどめておきたいエピソードが満載。
目次
春の陣 勝ち方の流儀
夏の陣 時代の覇者
秋の陣 将棋観のゆらぎ
冬の陣 降級点の恐怖
著者等紹介
河口俊彦[カワグチトシヒコ]
1936年、横須賀市に生まれる。小堀清一九段門下。1978年より専門誌に「対局日誌」連載を始める。「棋士の思考は指し手に宿る」という信念に基づき、将棋と人間分析を結びつけた独特の論考でファンを魅了する
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