出版社内容情報
小説投稿サイト・エブリスタに集まった10万作超から厳選した、お腹も心も幸せになる短編集。
内容説明
「あんぱんはね。潰して食べるのが正しい食べ方なんだよ」おばあちゃんはそう言って手であんぱんを挟み、潰して食べてた。「こうするとね、中のあんがちゃんと隅々まで広がるのよ…」ニコニコ笑いながらそのあんぱんを半分こして私にくれた。「あんぱん」より。気分もほっこり。美味しすぎて心まで満たされる9作品!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えんちゃん
60
1話5分で楽しめる短編小説集。『あの日松の廊下で』の白蔵さん目当てで借りてきた。北条氏康と脳内カレー対決する面白いお話だった。他作品も美味しい食べ物にまつわる作品ばかり。食べ物への愛がある。投稿作品の入賞作品だけあってフレッシュな顔ぶれ。この中から作家先生が生まれるかも。わくわくするね。2022/06/13
サルビア
18
5分後に美味しいラストという短編集です。「坦々麺」はこれ分かるなというお話でした。突然ある食べ物が食べたくなる気持ちはわかります。あのお店のあれじゃなきゃ。コンビニに売っているのでお茶を濁すともうそれは違う。どのお話も読み終わるとその食べ物が食べたくなります。お腹が空いている時には読まない方が良いですね。2021/12/08
ぷりん
6
さーっと読めました。短編ばかりなので、登場人物同士のやりとりや伏線などはほぼありませんが、ほんわかする内容のお話ばかりでした。2021/05/16
3女の宅急便
6
スラスラ読めました。自然と笑顔になれるようなお話しが詰まっています!面白かったです。他のシリーズも読んでみたいと思います。2021/02/03
やちゆう
5
最初と、後半のお話が好みでした。5分もない短さのオチなしの話もあった。ひねりがないとこは子供向けかな?でも主人公は社会人ばかりでエスプレッソの話は海外経験ある大人向けよね…??表紙と、最初と最後がカレーでした。2022/09/24