感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
i-miya
30
2012.09.05(つづき)トルストイ著/中村白葉・中村融訳。 2012.09.04 (懺悔)(1879-1882) この述作は、幸福、愛、名声など、ばら色につつまれた世界に堪能しきっていたトルストイが、ついに生の宗教に満足することができなくなって、新たな信仰、新たな真理を求めて、苦闘の一歩をなすものである。 ◎『要約福音書』一般的人生に教科書として、おおきい意味を持つ。 四福音書の書き直し。 ヨハネ伝、マルコ伝、ルカ伝、マタイ伝。 2012/09/05
i-miya
25
2012.08.25(初読)トルストイ著/中村白葉・中村融訳。 2012.08.21 当時、キリスト教、否定はしなかったが、それがどういう意味を持つのかはよくわかっていなかった。 (写真) 農民の子どもに取り囲まれたトルストイ。 リャースナカ・ポリャーナ(1909)。 自分自身とか、神に対してよくありたい→他人に対してよくありたい→他人よりも、名誉、地位も冨もあるようになりたい。 2012/08/25
i-miya
24
(解説=中村白葉) トルストイの転機をも物語る重要なもの。 (トルストイの精神の歩み=自身による) (第1期)無邪気で○○な、少年時代、(第2期)野心・虚栄・肉欲に満ちた青年時代。 (第3期)幸福で正しい家庭生活を目指した壮年時代。 (第4期)神と人類への奉仕に専念した老年時代。 ギリシャ正教のキリスト教で、洗礼。 15歳、哲学書を読んだ彼、教会キリスト教教理に疑いを持つ。 16歳、祈祷もやめ、教会通いや、精進もやめた。 2012/08/22
i-miya
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2012.09.03(つづき)トルストイ著/中村白葉・中村融訳。 2012.08.28 悲劇は、その生への豊満から生まれた。 生のはかなさ、たよりなさを知るトルストイ。 あれだけの幸福を味わなければ、これほどの苦悩も味わずにすんだかもしれない。 運命の皮肉である。 幼年期の「外からの神」、青年期の「進歩への信仰」、これらは、失っても、生きてゆける。 2012/09/03
i-miya
18
2012.08.29(つづき)トルストイ著/中村白葉・中村融訳。 2012.08.28 (解説、つづき) 生活が直面させてくれたことを全て学んだ。 1862、トルストイ、結婚生活に入った。 その経緯(いきさつ)は、『アンナ・カレーニナ』のレーヴィンとキティの結婚に詳しいが、以降、15年間ほど続いた幸せな結婚生活、人生観、宗教観に一つの変化。 自分や家族が少しでもいい暮らしがしたい。 それを唯一の真理とする著作となった。 2012/08/29
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